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飼っているペットが突然いなくなることほど、悲しいことはない。必死になって探し回る人も多いのではないだろうか? なので、ペットが無事帰ってくると心の底からホッとするもの。しかし、失踪していた間にペットが、どこでどのように生きていたかは、ほとんどの場合謎に包まれたままだ。

今回紹介するのは、4年前に失踪したインコが飼い主の元に戻ってきたという幸せなニュース。良かった! と思いつつも、ちょっと不思議な点があるのだ。それは、家を出たときには英語を話していたこの鳥が、帰ってきたときにはスペイン語を話せるようになっていたのである……。

・英語を話していたペットのナイジェル

今回の主人公は、灰色の羽を持ち、言葉を覚えることができるヨウム(洋鵡)という種類の大型インコだ。ナイジェルと名付けられ、飼い主のダレン・チックさんという男性の元でイギリスアクセントの英語を話しながら、幸せに暮らしていたという。ところが2012年に、ナイジェルはチックさんの元から突然いなくなってしまったのだった。

・4年経ってナイジェルが見つかった!

ナイジェルが失踪したのは2010年。もう4年も経ってしまったのだから見つからないのでは……と思ってしまうが、ところがどっこい。なんとこの度、飼い主の元に帰還することができたのである!

その再会を助けた1人が、獣医師のテレサ・ミッコさん。ある家に迷い込んだナイジェルは、彼女の元に “迷い鳥” として連れてこられたのだ。ミッコさんはナイジェルの体内に埋め込まれたマイクロチップの情報を元に、飼い主がチックさんであることを突き止めたのだった。

・当初は信じられなかった飼い主

そして、ミッコさんはチックさんの家を直接訪れ、「飼っている鳥が迷子になっていないか」質問してみたところ、チックさんからは「いいえ」との答えが返ってきたのである! なぜなら失踪からあまりに長い時間が経過していたことから、彼はナイジェルを見つけることを諦めきっていたからなのだ……。

しかし、ミッコさんが丁寧に説明すると、チックさんも状況を把握。その後、ナイジェルと再会し、涙を流して喜んだという。「一目でナイジェルだと分かったよ」と彼は語っている。

・なぜか、スペイン語を話せるようになっていた!

時を超えた感動的な再会を果たしたナイジェルだったが、この4年間でチョットだけ変わってしまった部分があるのだ。それは……失踪する前には全く話せなかったスペイン語を口にするようになっていたのである! なぜだ!?

ある専門家は、「ナイジェルはスペイン語を話す家庭に身を置いていて、そこで言葉を覚えたのではないか」と推測している。ヨウムは大変頭がよく、言葉を覚えるのが得意。発音を矯正できるほど、言葉をあやつるのに長けているのだ。ということは、ナイジェルが再び英語を話すようになる日はそう遠くないはずだ。

鳥の語学留学といった感じでクスッと笑える今回の話だが、それもこれもナイジェルが戻ってきたからこそ。一方、ナイジェルにスペイン語を教えた人物は、今頃ナイジェルの身を案じて心を痛めているのではないだろうか? つい心配になってしまうが、真実は霧の中だ……。

参照元: Daily BreezeMashable 、Twitter @Daily Breeze(英語)
執筆:小千谷サチ

▼これが賢いナイジェル!