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男女両方の性において「世界一美しい」と呼ばれた人物をご存知だろうか? それは、トップモデルのアンドレイ・ペジックさん。男性モデルでありながら、同時に女性のファッション・ショーに出演するなど幅広く活躍していたペジックさんだったが、2014年に性別適合手術を受け、女性として新たな人生をスタートさせたのだ。

今回、そんなペジックさんがネット上に登場して、「何でも聞いて!」と質問を受け付けたぞ。モデルであることと、トランスジェンダーであること。素人がおいそれとは答えることができない両分野について、たくさんの質問が寄せられた。さて、彼女はどのように回答したのだろうか? 質疑応答をピックアップしてお伝えしたい。

Q1:世の中が抱くトランスジェンダーへの最大の誤解は何だと思いますか?

A1:私たちは普通の人間です。みんなと同じように、幸せになろうと一生懸命に生きています。そのことが、あまり分かってもらえていない気がします。

Q2:仕事上のモットーは?

A2:「文句を言わない。言い訳をしない」。ファッションがそのことを教えてくれました。これが私のプロとしてのモットーです。モデルであるなら、文句を言わずに、一生懸命に働かなければいけないんです。

Q3:トランスジェンダーについてカミングアウトをしたとき、周囲の反応はどうでしたか?

A3:ほとんどの人々が好意的に受け止めてくれました。確かに嫌な思いもしましたが、私は運に恵まれていたように思います。

Q4:好きなアイスクリームのフレーバーは?

A4:チョコレート、キャラメル、バニラ、クッキー・アンド・クリームなどの普通のフレーバーが好きですね。でもチョコが1番かな!

Q5:性転換を公表したことで、どう変わりましたか?

A5: 世間に公表したことは、“最高の選択” ではなかったかもしれません。世間に知られている人間にしか分からない類いの悩みを抱えることになりました。

Q6: 私は女性への性転換を考えています。しかし身長が193cmあるので、女性になっても目立ちそうで、性転換をためらってしまいます。どう思われますか?

A6:背は高い方が良いですよ。私も若い頃は、背が高くなりすぎることを恐れていました。でも背が高いことは、美しいんだって気づいたんです。背が高いことを生かして下さい!

Q7:モデルとして働くうえで、男性と女性のどちらの方が楽しいですか?

A7:これまで女性らしい格好がしたかったので、女性の服を着る方が落ち着きますし、楽しいですね。でも、ときどき男性の格好をするのもいいものですよ。だから、両方楽しんでいるというのが、私の答えですね。

Q8:ご自身のジェンダーをどのように認識していますか?

A8:私は自分のことをトランスジェンダーの女性として認識しています。でも、私のキャリア上でのジェンダーはとても流動的な気がします。

Q9:故郷ボスニアのテレビに出演したことはありますか?

A9:ありません。同じ地域のセルビアやクロアチアのテレビならありますが。バルカン半島は同性愛者・トランスジェンダーへの風当たりはとても強い地域なので、去年訪れたときもとても緊張しました。トランスジェンダーであることを、全く気にしない人々だっているのも確かなのですが。

Q10:子供のころ、ボスニアではどのような生活を送っていましたか?

A10:物質的には、あまり豊かではありませんでした。大変なことも多かったですが、母と祖母のおかげで楽しい子供時代を過ごすことができました。

Q11:影響を受けた人物は誰ですか?

A11:シャロン・ストーン。

Q12:どんな人がタイプですか?

A12:ほとんどの場合、男性を好きになりますね。好みはバラバラです。

Q13:心温まる子供時代の思い出はなんですか?

A13:近所の人からバービー人形を貰ったことですね。ずっと母にバービーをねだっていた私を可哀想に思ったようです。

Q14:未来への展望は?

A14:今後のことを考えるとワクワクします。人生で初めて、気持ちのいい自分自身でいられるのが今で、これからの人生もどんどん良くなっていくように感じています。

できるだけ長くモデルとして働きたいですね。チャンスもたくさん訪れると思います。自分のドキュメンタリーを完成させて、多くの人々を勇気づけることが今の具体的な目標です。

Q15:男性モデルと女性モデルの扱いには違いがありますか?

A15:全く違います。ファッション業界は、女性の市場の方がずっと大きいので、女性モデルの方が立場が上です。男性モデル界には、まだまだ成長する余地があります。一方の女性モデル界は、成長しきっている印象があります。

……さらなる質疑応答は、次ページ(その2)へ!

参照元: RedditInstagram(英語)
執筆:小千谷サチ