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スマートフォンを操作しながら通行する「歩きスマホ」。手の平の画面に夢中になるあまり、注意力散漫となり、その結果、周囲との接触トラブル、下手をすれば車との接触事故、ホームからの転落など死亡事故にもつながるケースもある。

「歩きスマホ」事故は世界的にも深刻な問題なのだが、中国でまさに逆転の発想とも言える対策が登場して話題になっているぞ。そこでは歩きスマホも禁止ではない。なんと「歩きスマホ専用道」を作ってしまったというのだ!

・中国に「歩きスマホ専用道」が登場!

この「歩きスマホ専用道」が登場したのは、中国・重慶市の観光地「洋人街」の長さ50メートルの橋の上である。橋に設置されている歩道が2分割され、そのひとつが「歩きスマホ専用道」、もう片方が「歩きスマホ禁止道」である。

・「ただしリスクは自分で負うこと」

「専用道」と「禁止道」は白線で区切られている。「専用道」には大きくスマホの絵が描かれており、一目で禁止されていないことがわかる。おお! これで大手をふって歩きスマホができるぞ!! ……と思いきや! 注意書きを見てドキっとした。そこには「スマホの使用を許可します。ただしリスクは自分で負うこと」と書かれているのだ!

・OKなの? 遠まわしに禁止してるの?

そう、いくら禁止されていないとは言え、スマホを触りながら歩けば、ぶつかったり何か起こる可能性が高いのは間違いない。注意書きは「別に止めないけど、自己責任で」というようにも見えてくる。そう言われるとちょっと怖くなってはこないだろうか? 

行政側の責任放棄だという批判もあったそうだが、この件について計画の責任部門はは「この道には多くの意味がこめられています、しかし決して歩きスマホを容認するものではありません」と回答している。これは違った切り口からの注意喚起と見ていいだろう。

・多くの観光客が訪れる

このちょっとヒネリを効かせた「歩きスマホ専用道」は中国でも大きな話題となり、ネットユーザーからは「面白い試み!」「すごく必要とされていると思う」という声から「これはユーモア広告だね、“禁止” と言わずにやめさせるいい方法」と、概ね好評であるようだ。

重慶の「歩きスマホ専用道」は物珍しさから多くの観光客が訪れているもよう。たくさんの人の目に触れ、話題になることで、裏にこめられたメッセージがより多くの人に届くだろうと期待される。歩きスマホによるトラブルや事故に悩まされる日本も「専用道」のような試みが必要だろうか? あなたはどう思う?

参照元:騰訊科技新浪教育(中国語)、Twitter @Ultimo_km1
執筆:沢井メグ

▼こちらが重慶に現れた「歩きスマホ専用道」、禁止ゾーン(左)とは白線で区切られている
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▼「允許使用手機,但風険自負(スマホの使用を許可します。ただしリスクは自分で負うこと)の文字
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▼ユーモアの効いたメッセージは人々に届くのだろうか?
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