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果実の桃にレースの下着をはかせたり、痛列車に平伏すアニメファンに学者が「上の世代は菩薩を、若者はアニキャラを拝む。問題なし」とコメントしたり……中国は “萌え” に対して謎の寛容さを持っているようだ。

そんな中国で、新たな「萌えジャンル」が開拓されたようなので報告したい! 今回のターゲットは皇帝。なんと故宮博物院のスタッフが皇帝の肖像画を魔改造したというのだ。しかも、そのネーミングセンスがヤバイ……ッ!

そのタイトルは中国語で「雍正:感覚自己萌萌哒」。題して「雍正(ようせい)帝の “なんだか萌え萌えだぁ☆” シリーズ」だ!

・雍正帝の “なんだか萌え萌えだぁ☆” シリーズ

280年の時を経て萌え萌えになった清朝第5代皇帝・雍正帝。清朝の最盛期の皇帝の一人で、さまざまな服装をした “コスプレ肖像画” を多く残していることでも知られている。

そのコスプレ肖像画集『雍正行楽図』がこの度改造されて、「雍正帝の “なんだか萌え萌えだぁ☆” シリーズ」となったのだ! 漁師に詩人、狩人になんと欧米人になった雍正帝の肖像画がクネクネ動いちゃっているのである。何じゃコリャ!?

・作品の説明がおかしい

シリーズ名も「えっ」となってしまうが、作品の説明も何か変! たとえば……

「朕(ちん)……脚が痒いの」
「僕らと友達になろうよ!」「ゴメンネ、朕は一人になりたいんだ」
「朕は朕。どこにもないとびきりの花火」

などである。なんか、こう、背中が痒い。

・故宮スタッフによる作品だった

この一連のGIFアニメが公開されると、中国ネットユーザーの間で人気爆発! 確かによく出来た作品だ。

だが、それだけじゃなかった! このアート集を発表したのは北京・故宮博物院の公式グッズを扱う「故宮淘宝」というのだから驚きだ。北京の故宮とはご存知のとおり明朝・清朝の皇帝の住まいのことで、いわゆる紫禁城ことだ。いわゆる「公式が病気」ってやつでしょうか。全く何やってんですか……。

・なお、元ネタは『境界の彼方』の新堂愛のもよう

ちなみに、タイトルの「感覚自己萌萌哒(なんだか萌え萌えだぁ)」の元ネタは、京都アニメーション制作の『境界の彼方』のスピンオフ作品『きょうかいのかなた アイドル裁判!』のキャラ「新堂愛」にあるようだ。

以前、新堂愛のGIFアニメに「今天没吃薬,感覚萌萌哒(今日はお薬を飲んでないから、なんだが萌え萌えだぁ)」という言葉がつけられたところ、大拡散。ネットスラングとして定着したものである。ちなみに、この「薬」は「中二病」を治す薬とのこと。

皇帝×萌え、しかも元ネタは京アニ……。中国の萌え文化は懐が深いというか何というか、実は他の追随を許さないくらい未来に生きているのかもしれない。

参照元:微信百度百科(中国語)
執筆:沢井メグ

▼萌え萌えになった雍正帝
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▼なぜかフランス貴族みたいなコスプレの雍正帝。虎の動きが可愛い
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▼「朕(ちん)は朕。どこにもないとびきりの花火」 レスリー・チャンの楽曲が元ネタらしい
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▼「僕らと友達になろうよ!」「ゴメンネ、朕は一人になりたいんだ」
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▼「朕だって、物静かな美青年になりたいときもあるさ」
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▼「朕……脚が痒いの」(中国動画サイト)

▼そのほかの「萌え萌え雍正帝」はこちらでも見られるぞ!(中国動画サイト)

▼「萌え萌えだぁ」の元ネタになったという『きょうかいのかなた アイドル裁判!』

▼こちらが「新堂愛」だ
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