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以前エジプト軍が “エイズ完治装置なるものを開発した” とのニュースをお伝えしたが、その信憑性が問われている装置に代わる、期待が持てそうなニュースが飛び込んできた。HIVウィルスに感染した新生児3人が「新薬投与により HIV検査で陰性反応」を示し、エイズ治療に希望の光が見えてきたと話題になっているのだ。

・新薬投与により HIV検査で陰性反応

胎内で HIVウィルスに感染して生まれた新生児4人が、生後間もなく3種類の抗レトロウイルス薬投与による治療をカナダで受けた。そのうち3人は HIV検査で陽性反応を示さず、治癒した可能性があると報告されているのだ。 残りの1人は陽性反応が出たものの、ウィルス量は少量であったという。

この画期的な新薬による治療結果は、2014年7月20日から豪メルボルン市で開催される国際エイズ学会議で発表される予定だ。

・薬の投与停止で HIVウィルスが再発する可能性も

しかし同学会議の同席議長を務めるシャロン・レウィン博士は、現段階で新薬を治癒薬とするにはまだ早いと述べている。新生児に薬の投与を停止すれば、HIVウィルスが再発する可能性があるからだ。だが生後すぐに新薬による治療を開始すれば、1割ほどの人が完治を見込める可能性があるとのこと。また赤ちゃんへの HIV感染を防ぐには、母親が妊娠中に適切な治療を受けることが最善だとしている。

・アメリカでも前例が

そして生後数時間での抗レトロウイルス薬投与による治療で、HIVウィルスの陽性反応が出なかった例は他にもある。2010年米ミシシッピ州で、生後30時間の新生児に投薬を続けたところ29日目にウィルスが消滅。そして投薬を停止しても、ウィルスが再発しなかった例が報告されている。

エジプトのエイズ完治装置に比べると、今回報告された新薬のほうが期待が持てそうである。だがその前に、HIVウィルスに感染しないよう独自で責任を持って、避妊具の着用を常に心がけるようにしたいものだ。

参照元:YouTubeMail Online(英語)
執筆:Nekolas

▼米ミシシッピ州で HIV 新薬投与が成功したとのニュース動画はこちら