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“お受験” という言葉が使われるようになってから久しくなる。塾や習い事でほとんど遊ぶ暇もない子供を不憫に思いながらも、良い学校に入れさせるために子供を激励している親は多いのではないだろうか。しかしある研究により「遊びや旅行といった自由な活動が、子供を成功へ導く可能性が高い」との結果が発表されたのである。

・スケジュール管理された活動が子供に与える影響を調査

ここ数年、厳格に子供のスケジュールを管理する親と自由に活動させる柔軟な親の、どちらの子育て哲学が理にかなっているか各メディアで論争が起こっている。そこで米コロラド大学ボルダー校神経心理学科のジェーン・ベイカー教授率いる研究チームが、スケジュール管理された活動が子供に与える影響を調査した。

・ “決められた活動” と “自由な活動” に分類し検証

まず研究チームは、6歳児の両親70組に睡眠と食事、通学以外の子供達の活動を1週間記録させた。次に活動内容をスポーツなどの練習や習い事、家の手伝いは “決められた活動”に、そして友達との遊びや外出、旅行や読書を “自由な活動” に分類。さらに各活動に伴う子供達の自己管理能力を評価した。

・自由な活動は実行力を養う

その結果、自由な活動に多くの時間を費やしている子供は、大人に言われずとも、設定したゴールを達成するべく真剣に物事に取り組む傾向が強かったのである。一方決められた活動に多くの時間を割く子供は、自発的に目標を決めて、自力で達成する “実行力” が劣りがちなことが判明したのだ。

・実行力が将来を左右する!

そして実行力を養っている子供は、日常生活の様々な状況への適応能力や感情のコントロールに長けているという。また子供時代の実行力の有無で、将来の学業成績や健康状態、財力や犯罪性に至るまで、かなり先の状態を予想できるとのこと。しかし研究チームは「研究はまだ初歩段階で、さらなる調査が必要である」としている。

ちなみに筆者の甥も、中学受験前は夜中まで参考書と格闘し、週末は習い事で予定がびっしりだったため可哀想に思ったことがある。社会に出れば教科書通りにいかないことだらけだ。日本の詰め込み教育も、大きく見直す時期に来ているのではないだろうか。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.