toilet

以前誰が座ったか分からない公衆トイレを使用する時、やはり洗浄液できれいに拭いたり、便座シートペーパーを敷く人が多いのではないだろうか。しかし人間のお尻は、バクテリアに対する免疫能力が備わっているため「便座シートペーパーを使用しても意味がない」と専門家が意見しているのである。もしかしたら我々は無駄なことに時間を割いているのかもしれない。

・便座シートーペーパーを敷いても意味がない!

自分の前に使用した人の尿や菌が便座に残っていると思うと、きれいにしたくなるのは万人共通の気持ちだろう。ところが米ヴァンダービルト大学医療センターで予防医学の教鞭を取るウィリアム・シャフナー博士によると、便座シートーペーパーを敷いても敷かなくても、病原菌には感染しないというのだ。

かつては便座が、感染性腸炎や性病感染の原因になり得ると考えられていた時代があったが、研究によりこの説は間違いであることが証明されている。

・お尻の皮膚は細菌に対して免疫能力がある

当然ながら便座には、病気の原因となる大腸菌や連鎖状球菌といった細菌が存在する。しかし外傷でもない限り、お尻の皮膚には免疫能力が備わっているため、容易に細菌に感染しないのである。

・まな板や皿洗いのスポンジの方が不潔!

そして意外にも、便座よりも不潔な物が台所に存在する。例えば、まな板は便座の200倍、皿洗いのスポンジには便座の20万倍ものバクテリアが潜んでいるのだ! またトイレを流した時に、空中に跳んだバクテリアがトイレットペーパーに付着している可能性もあるとのこと。

・便座シートペーパーより手を洗うことが大切

感染性腸炎を防ぎたければ、便座をきれいにしたりペーパーを敷くよりも、用を足した後にしっかり手を洗うことが一番効果があるそうだ。ハンドソープを手に付けて20秒間じゅうぶん洗い、きれいに水で流せば、大腸菌感染による死亡率を50パーセントは低下させることができるのである。

かと言って、便座が汚れていたらきれいにしたくなる気持ちは変わらないだろう。特に食中毒が増えるこれからの季節は、しっかり手を洗って、清潔第一を心がけたいものだ。

参照元:YouTubeHuffington Post(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.