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ニューヨーク・ヤンキースに所属するイチロー選手が投手として登板。そんな夢物語が現実になるかもしれない話が浮上している。地元紙ニューヨーク・タイムズの取材によると、なんと本人もやぶさかではないそうだ。

打率・357(2014年5月25日現在)と与えられたチャンスで結果を残しているのになぜ……と思う人もいるだろうが、「ピッチャー・イチロー」が誕生する可能性とその理由を説明すると次のようになる。

・延長戦は無制限

まず理由としてメジャーリーグは延長が原則として無制限で行なわれるということがある。日本では延長12回まで試合が行なわれ、同点の場合は引き分けとなるが、メジャーリーグは勝敗がつくまで続行。日付をまたいで試合があり、投手をすべて使い、マウンドに野手が上がることもそこまでめずらしくはない。

・延長13回の大熱戦

そして2014年5月21日に行なわれたシカゴ・カブス戦も同様のケースであった。延長13回までもつれ込み、控えの野手と投手を使い果たしたヤンキースのベンチに残っていたのは先発投手のみという状況。

幸い13回にヤンキースが2点を奪い、試合は終わったものの、野手を登板させる非常事態になるところであった。そういった背景から「ピッチャー・イチロー」の可能性が浮上しているのだ。

・監督も起用を示唆

ニューヨーク・タイムズのインタビューによると、ヤンキースのジラルディ監督は緊急時にイチロー選手を投手として起用する可能性を示唆。またイチロー選手自身も「光栄なこと」と語っており、意欲を見せているという。

・投手経験あり

イチロー選手といえば、ライトからの “レーザービーム” が代名詞。40歳となった今季も衰えを感じられないが、投手としてはどうなのかと思う人もいるだろう。しかし実はイチロー選手、プロ人生で投手の経験があるのだ。

オールスターでの登板であったが、軽く投げたフォームから140キロ近い球速を記録。また、愛工大明電高校時代は投手をしていたことから、本職ではないといえどもそれなりの投球はできる。

もちろん、野手としてのイチロー選手は魅力だが、「ピッチャー・イチロー」はさらに見てみたい気もする。イチロー選手の貴重なピッチングが実現した時はしっかりと目に焼き付けたいものだ。

参照元:YouTubeNBCSPORTS(英語)
執筆:原田たかし

▼まだまだ肩の強さは健在だ

▼メジャーで初めてレーザービームを見せたこのシーンはあまりに有名

▼1996年のオールスターで実現したピッチャー・イチロー