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多くの日本人を悩ませる英語。中でもスピーキング力は、実際にネイティブスピーカーと話す機会がないと、トレーニングするのは難しいもの。

今そのスピーキング力を鍛える、新しい英語学習プロジェクトが話題になっている。その方法は、英語学習者と講師の両方を幸せにする画期的なものだ。YouTube の動画で、実際のレッスンの様子を確認できるぞ。

・ウィンウィンの関係

話題になっている英語レッスンを実現したのは、ブラジル・サンパウロの語学学校「CNA」。その仕組みは非常にシンプルで、英語を学びたいブラジルの語学学校の生徒が、アメリカ・シカゴの老人ホームの老人とビデオチャットで話すというもの。

ブラジルの生徒は、英語のトレーニングのためにネイティブスピーカーと会話したい。一方アメリカの老人は、話し相手が欲しい。双方のニーズを、見事なまでに満たしたのが、この英語学習プロジェクトなのだ。

「アイディアはシンプルながらも、生徒とアメリカの老人、双方のウィンウィンな関係を実現しています。彼らの反応と満足気な様子を見ていると、興奮しますよ。本当に両方のプラスになるのです」。プロジェクトを実現した代理店のディレクターはこう語る。

・レッスン後は講師がアドバイス

なお、レッスンは全て録画されており、授業が終わると動画がYouTube 上にアップされる。それを見て、語学学校の講師が生徒の習熟状況を確認するという流れになる。

・感動的なレッスンの様子

実際の授業を見ると、それはただの英語レッスンではない。会話を通して、お互いに心を通わせているのだ。動画では、「ブラジルに来て。ウチに泊まればいい」「あなたは私の新しい孫よ」といった暖かい会話が交わされている様子を確認できる。中には、画面越しにお互いに「ハグ」をする組までいるではないか。

日本でもスカイプなどを使った英語のビデオレッスンはあるが、このプロジェクトが画期的なのは、英語の講師として、「話し相手が欲しい」と思っている老人を起用したことだろう。

動画を見ると、お互いに「自分が必要とされている感覚」を感じているためか、金銭を越えたモチベーションが、双方に生まれているように思える。もし、日本でこのプロジェクトがスタートしたら、きっと多くの人が参加するのではないだろうか。いつの日か、実現されることを期待したい。

参照元:YouTubeHuffingtonPostadweek(英語)
執筆:和才雄一郎

▼こちらがレッスンの様子。見ているだけでホッコリしてくる