2014-05-08_171045

2014年4月、航空会社「スカイマーク」が膝上15センチの超ミニスカート制服を発表。「可愛い!」や「見せパンをはけば問題ない」という肯定的な意見の一方で、「セクシーさより安全性が第一なのでは?」という意見もあり、世界中で議論を巻き起こした。

そんななか、ある航空会社で「パツパツのミニスカ制服はセクハラを助長している」と客室乗務員たちが訴え、改めて客室乗務員の制服のあり方に注目が集まっている。

・キャセイパシフィック航空の制服

制服変更の必要性を訴えているのは、香港のキャセイパシフィック航空である。キャセイの制服は、白地のブラウスに真っ赤なバラのような色のタイトスカートとジャケットだ。インパクトが強く、空港のどこにいても「あ、キャセイのスタッフだ!」とわかるくらいである。

・パツパツブラウス × ミニスカで困っている

「カッチリした上品なスーツ」に見えるが、実はブラウスは、深い「V字」の襟で、丈も短くパッツパツ。さらにスカートも体にフィットした短いタイトスカートだ。制服ごしに体のラインも丸わかりで、現場では困っているそうだ。

同社の労働組合のミッシェル・チョイ氏によると、現行の制服では、かがむと肌が露出し、ウエスト部分が丸見えになってしまうこともあるそう。市民からも腰や胸元が見えたことがあるという声が上がっている。この制服は、単純に「恥ずかしい」ということだけではなく、ミニスカ制服がセクハラを誘発していると乗務員を不安にさせているそうだ。

・会社は意図的に “目の保養” にしていると指摘

チョイ氏は、10回のフライトのうち1回はセクハラを受ける、と話している。制服がセクハラを助長しているというのが彼らの主張だ。

「会社は意図的にやっているのだと思います。私達にセクシーな格好をさせて、お客様の “目の保養” にしているのです。」

・セクハラがひどいのはマイレージ会員

彼女らが受けるセクハラのうち、最も多いのがキャセイパシフィックのマイレージクラブ「ザ・マルコポーロクラブ」の会員であるそうだ。

チョイ氏は「一部の会員の中には “特権がある” と思っている人がいます。私たちもお客様の要求には何とか応えようとするので、彼らは私達に何をしてもいいと思っているんです。本当に良くないことです」と話す。

さらに、「彼らはそれも……特権だと思っています。あとで謝れば済む話だと思っているのです」としている。

・会社にセクハラ被害を訴える → 「遅延させたいのか?」と通報を拒否

しかも、乗客からのセクハラの被害をフライトマネージャーに訴えても、「飛行機を遅延させたいのか?」と、通報を拒否されることもあるそうだ。こういった状況下で客室乗務員はかなりのストレスを抱えているという。

・やっぱりミニスカ制服は業務に支障?

制服は会社のイメージにも関わるもの。カッコイイ制服に身を包み、颯爽と動く姿は見ていて気持ちが良い。航空会社のイメージもアップしてしまうものだ。

しかし、彼らの第一の使命は「安全な運航」である。客室乗務員が安心して業務を遂行できる環境こそが結局は一番重要なのではないだろうか?

参照元:South China Morning PostMailOnline(英語)、YouTube
執筆:沢井メグ

▼ニュース動画

▼こちらは以前話題になったキャセイパシフィック航空のスタッフによるダンス動画