ゴールキーパーといえば「守護神」であり、彼らが失点を許さない限り負けることはない重要なポジションだ。ここぞという時の好セーブは称賛を浴び、チームの士気を高めることにも繋がる。
そんな中、今回ご紹介するのは好セーブをしたにもかかわらず一転して悲劇に見舞われてしまったゴールキーパーだ。見ていてかわいそうになるその様子は動画「Epic Own Goal Knockout!」で確認できるぞ!
・ドイツでの試合
話題のシーンが見られたのは、2014年3月29日に行なわれたドイツ・ブンデスリーガ第28節のFSVマインツ05 vs FCアウグスブルクの試合。前半23分にマインツが1点を先制して迎えた前半39分のことであった。
・悲劇までの流れ
攻める赤のマインツに対し、守る黒のアウグスブルク。アウグスブルクの GK マルヴィン・ヒッツ選手に注目していただきたい。決定的なシュートを横っ飛びでナイスセーブするのだが……
次の瞬間には、仲間がクリアしたボールがマルヴィン選手の顔面直撃! なんとそのままオウンゴールとなってしまうぞ。必死でやったプレーの結果であり仕方ないが、実に切ないシーンである。
・アクシデントに次ぐアクシデント
このプレーには予兆があり、アウグスブルクは前半30分から立て続けにアクシデントに襲われていた。前半30分、38分に選手交代を余儀なくされ、すでに試合のペースを掴めずにいたのだ。オウンゴールも悪い流れからのものだったか。
ちなみにアウグスブルクは後半38分にも再び失点。3−0でマインツに完敗する結果となったのだった。ホームで勝利を収めたマインツは6位に浮上、一方の敗れたアウグスブルクは8位から順位を上げることはできなかった。