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突然だが、記者(私)は強烈な静岡のハンバーグレストラン『さわやか』の信者である。あの肉汁あふれる絶品のハンバーグを食べに年何回も高速道路を走りげんこつハンバーグを食べに行くのだが、この前衝撃的すぎる体験をしてしまった。

愛知県名古屋市へ取材へ行った際に、たまたま寄ったハンバーグ店でハンバーグを注文したところ、なんと不覚にも「さわやかより美味い……!!!!」と思うハンバーグに出会ってしまったのだ。これは信者としてかなりギルティな告白になるが、どうか許してほしい。

・榎本よしひろ商店

お店の名前は、『榎本よしひろ商店』。マスター1人で営業されている個人店だが、オープンしてすぐにお客さんがたくさん訪れて店は満席に。和風ハンバーグやメンチカツなど、どれも美味しそうなメニューがたくさんある。今回はお店自慢のオリジナルハンバーグと、黒毛和牛ハンバーグを注文することにした。

たくさんのお客さんの注文を一人で受け、テキパキと料理をこなしていくマスター。そのうちハンバーグのいい香りがお店に漂い始め、なんだかメチャお腹も空いてきた! そしてついにお待ちかねのハンバーグ到着キターーーーーーーーーーー!!!!!

・黒毛和牛ハンバーグ

黒毛和牛ハンバーグは、中心部がレアの状態、外側は強めに焼き上げられており、やや『さわやか』と似たような見た目。アツアツのストーンにジューッと切ったハンバーグをつけ、好みの具合になったら添えてある和風ソースに浸して食べる!

「こっ、コレはッ!!!!!!!!!!! はっきり言ってさわやかより美味い!」

……と、信者としてあるまじき発言をしてしまった。これから静岡県西部に行くとどこからともなく刺客が現れるかもしれないが、いくら信者だからといってやはり自分のハートにウソは付けない。

黒毛和牛を使うとレア状態では脂っこくなりがちだが、おそらくマスターが厳選したハンバーグに最適な部位を使用しているのだろう。まったく脂っこさを感じさせず、和牛の良い旨味だけを感じられるハンバーグ。まさにレアハンバーグ界最高の逸品といっても過言ではない美味しさである。

・オリジナルハンバーグ

そして次に食べたオリジナルハンバーグは、ハンバーグにドミグラスソースと目玉焼きという定番の組み合わせ。だが、よく見てみるとハンバーグの表面にうっすらとパン粉で衣を付けているではないか! コレが肉から染み出た脂を吸い、揚げ焼状態になりよいカリカリ感と旨味を生み、ハンバーグの素晴らしいアクセントとなっている!

それだけでなく、この薄い衣は粘度の低いドミグラスソースをよく吸ってくれるので、粘度の高いドミグラスソースはもたれるけど、薄いとハンバーグに馴染まないというハンバーグのジレンマを見事に解決しているのだ。レアハンバーグだけでなく王道ハンバーグも最高にウマい。マスターをハンバーグ界のグランデマエストロ(巨匠)と勝手に認定したいぐらいだ。

・静岡でさわやかに行ったらぜひ名古屋にも

記者以外にもハンバーグを食べに他の地方から静岡県へ向かう人は多いと思うが、もし浜松ぐらいまで行くのであれば、ぜひ名古屋まで足を運び『榎本よしひろ商店』まで行ってほしい。

ただ、マスター1人でお店を切り盛りされているためあまり大人数で行ったり電話をかけてしまうと迷惑になるかもしれない。もしお店が満席のようならほかの名古屋グルメを味わった方が良いだろう。

大須の世界一ピッツァ『ソロピッツァナポレターナ』や、知る人ぞ知る名古屋スパゲティの名店『コモ』など、名古屋には美味しいグルメがいっぱい。名古屋へ行ったらぜひ試してみてくれ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 榎本よしひろ商店
住所 愛知県名古屋市東区葵2-11-22 名古屋ゼブラビル1F
時間 11:30~14:30 17:30~22:00(L.O.21:30)
休日 月曜日

Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

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