beerfridge

現在開催中のソチ冬季オリンピック、世界の目が各国選手の活躍に注がれているなか、カナダのビールメーカー「Molson Canadian」のプロモーションが話題を呼んでいる。

同社はソチに1台の自動販売機を送った。この自販機には仕掛けがあり、カナダ人以外は開けることができないそうだ。他国の人にとってはちっとも利用価値のないものに思えるのだが、実はコレ、素晴らしい考え方のもとに生まれたアイディアなのである。そのアイディアとは?

・開錠にはカナダのパスポートが必要

自販機を開けるのには、カナダのパスポートが必要なのである。なかに入っているビールは、開けることができればタダで手に入れることができるという。つまり、カナダ国籍の人はタダでビールを飲むことが可能なのだ。

・開けられない人にはメリットがない?

同社は2013年にヨーロッパのさまざまな場所に、この自販機を設置した。そのときの映像がYouTubeに公開されている。それを見ると、開かない自販機を見た人たちは、一体これが何を物語っているかわからない様子。ところが、そこにカナダのパスポートを持つ人があらわれる。

・開けた人はヒーローになる

パスポートをかざすと扉がガチャッと開き、開けた本人はもちろん、その様子を見守っていた人たちもタダでビールを飲むことができるようになったのである。カナダの人はよく知っているビールなのだが、ヨーロッパの人たちにはあまり知られていないブランドだ。そこで開錠した人物は「このビールは……」と、皆にビールを配りながら説明することになる。

・母国の誇りに

当然タダでビールをゲットした人たちは大喜び。扉を開けたカナダ人も、誇らしく思うに違いないはずである。メーカーは自販機を設置しただけで、自発的な宣伝を促すことに成功しているのだ。また、最後のメッセージが心憎い、「母国の誇りに乾杯」。この自販機の存在は、ただビールを配るだけでなく誇りを与えているのである。扉を開けた人は「Molson Canadian」のファンになってしまうだろう。これは恐れ入った。

参照元: FOODBEAST(英語)、YouTube