何か悪いことが起こりそうな予感がして、実際に起こったりしたことはないだろうか? 人間には視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五種類の感覚があるが、これらの感覚を超越した直感や霊感などを第六感と呼ぶ。しかし、この漠然として説明しがたい第六感は、最新研究により脳の仕業であることが判明したのである。

・第六感の正体を突き止める研究

第六感の正体を研究したのは、豪メルボルン大学心理学科のハウ博士だ。被験者に女性が写った写真を1.5秒間見せた後、1秒の間隔を空け、再び同じ写真を見せる実験を行った。実験のうちの数回は、髪型など少し違いが加えられた写真が混ぜられており、被験者が認識できるか反応を見た。

被験者に2枚目の写真を見せた後、両写真が同じものだったか訊ね、もし違いがあるなら「イヤリング、ネックレス、眼鏡、帽子、口紅、アイシャドー、アイライナー、服、髪型」の9項目から、どこに変化があったか選んでもらった。その結果、写真に違いがある場合、被験者は具体的にどこが違うのか特定できなくても、何かが違うと感覚的に認識していることが判明した。

次に、人間の顔が写っていない別の写真で同じ実験を行ったが、結果は同じだった。

・第六感は脳の仕業

五感を用いずに情報を得る第六感は、ESP(超感覚的知覚)と呼ばれている。しかし、ハウ博士はこの実験により、「この現象は、脳が情報を処理する充分な時間を与えられなかったために起こる “勘違い” だ」と結論づけている。我々は、五感によって知覚した情報を脳が処理しきれなかった場合に、それを第六感だと感じてしまうのである。

人間の脳はすごい能力を秘めているというが、自分が認識していないところで、様々なことを知覚しているのだろう。しかし世の中には、科学では説明できない超常的現象も少なからず存在してほしいと思ってしまう。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:RocketNews24.