bangongshi

寒さが厳しい冬は、どうしても家にこもりがちになってしまう。日が暮れるのも早いため、何となく出かける気にならない人は多いのではないだろうか。しかし、そんな人達には注意が必要だ。ある研究により、日光に当たる時間が減少すると季節的情動障害になる可能性が高まり、日当たりの悪いオフィスで働く人は、特に注意が必要であることが判明したのである。

・日光に当たらないオフィスワーカーは要注意!

日射の欠如が体に与える影響を研究したのは、ローラ・デビッドソン博士率いる英国精神衛生研究所だ。2000人の成人を対象に行ったアンケート調査で、3割近くの人が、冬場は日射が弱い早朝に出勤し、帰宅は日没後になり、日光に当たっている人が少ないことが判明した。

また回答者の半数が、職場にあまり自然光が入らないことを気にしており、その1割が、ほとんど自然光が入らないオフィスに勤務していると答えた。

・日射の欠如は季節的情動障害の原因に

日光に当たらない時間が多くなると、季節的情動障害の原因になるという。季節的情動障害とは、冬季にのみ倦怠感や気分の落ち込みなど、鬱(うつ)病に似た症状が出る精神疾患の一種である。イギリスでは、労働者が患う季節的情動障害により仕事の能率が下がり、年間で100万時間もの労働時間が無駄になっているそうだ。

・労働環境の改善が必要

デビッドソン博士は、「従業員の健康や仕事の能率向上のためにも、オフィスにたくさん自然光が入る間取りにしたり、従業員が外食できるよう長めの休憩時間を取るなど、労働環境の改善が大切です」と、日光に当たることの重要性を説いている。

暗い場所にいると、何となく気分まで暗くなるのは確かだ。日本では、仕事ができない社員は窓際に追いやられると言うが、窓際でたくさん日光を浴びた方が仕事がはかどるかもしれない。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.