パッと見ただけで、「コラ(コラージュ)だろ!」と思ってしまう画像がある。俗にいう「どう見てもコラ」的な画像である。合成だろ? CGだろ? だがしかし……調べてみるとコラじゃなかった! マジだった! そんな逆転ホームラン的な画像もチラホラ存在するのである。
たとえば今回ご紹介するバスケの試合を写した写真のように。真ん中には、デカすぎる選手が写っている。調べてみると、彼の名前は「マヌート・ボル」。なんと実在する選手だった! 動画もたくさんアップされているので、要チェックや!
・身長は231センチ!
マヌート・ボル選手のなんたるかを知るためには、まずは動画「Manute Bol Mix」を見るといい。圧倒的な大きさからの無慈悲すぎるブロックはもちろんのこと、意外と器用で、3ポイントシュートもスポスポと決めている。
それにしてもデカい! デカい! ただでさえデカい選手揃いのNBAのなかでも、抜きん出たデカさである。ちなみに身長は231センチ。北アフリカに位置する南スーダン共和国出身の選手である。
・ダンクも決めまくり!
次にチェックしておきたいのが「Manute Bol’s 4 Dunks vs. Knicks (10pts/10rebs/6blks) (1988)」だ。なんとダンクシュートをガンガン決めている! ほとんどジャンプしないでダンクシュート! 両手を添えるだけでダンクである。すげええ!
・ボクシングにも挑戦
最後にチェックしたいのが、引退後に挑戦したボクシングの試合「Manute Bol vs. Refrigerator Perry – Celebrity Boxing」だ。なぜマヌート・ボル選手がボクシングをしているのか。それには深い理由があった。
・すべては貧しい母国スーダンのために
現役時代から、貧しい母国スーダンのためにチャリティー活動をしていたマヌート・ボル選手は、引退後にスーダン難民への援助団体「Ring True Foundation」や「Sudan Sunrise」を設立した。なんと自分の財産のほとんどを、すべてこれら団体に投入したという。
さらに2002年には、難民援助の寄付を呼びかける放送をすることを条件に、FOXが主催した「有名人ボクシング選手権」に出場。すべては母国のために、彼は引退後も戦い続けたのである。
2010年6月、47歳という若さでありながら病気のため永眠したマヌート・ボル。しかし、彼の作った支援団体「Sudan Sunrise」は、いまなお彼の意思を引き継いで活動中である。
参照元:aaanything.net、Sudan Sunrise(英文)
執筆:GO羽鳥