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韓国で “広告の天才” と呼ばれているアートディレクターのイ・ジェソク氏(31)が、安倍晋三首相を糾弾するポスターを制作した。ポスターは2013年12月3日、韓国メディアを通じて公開されのだが、そのデザインがなんとも不気味であることが判明。これには、韓国のネットユーザーたちも「これはないわ」とドン引きしているという。

・韓国人アートディレクター制作のポスター

ポスターを見ると、中央に安倍首相が日の丸を持つ写真が大きく映し出されている。だが、その日の丸は上部が大きく欠けている上、安倍首相の口の周りや胸元にかけて赤く染まっている。まるで安倍首相が日の丸を食べているかのようだ。写真が本物ではないのは明らかだが、なんとも不気味なデザインだ。

ポスターの下には、安倍政権を糾弾するメッセージが記されている。

“人気集めのために国を売り飛ばしている”
“安倍の攻撃的な右傾化政策は、日本をアジア周辺国の敵とさせ、国際社会からの孤立を招いている。日本とアジア、そして世界平和を担保とした人気集めのための政治賭博を中断すべきだ”

・韓国アートディレクター「日本国民の警戒心を呼び覚ますために制作」

イ氏はこのポスターを、「安倍首相の独断的で攻撃的な政策が、日本全体にどれだけ大きな脅威と被害を与えているのか、(日本国民の)警戒心を呼び覚ますために制作した」と説明している。今後は日本人の警戒心を呼び覚ますために、メッセージを日本語に変え、日本の団体などに配布する予定という。

・制作者は韓国では有名なクリエイター

この不気味なポスターを制作した彼は、韓国では有名な広告ディレクターだ。三大広告祭といわれる「Cannes Lions International Festival of Creativity(カンヌ国際広告祭)」「One Show(ワンショウ)」「Clio Awards(クリオ賞)」のうち、ワンショウでは最優秀賞、クリオ賞では銅賞を受賞したことがあるという。ニューヨークで活動していたころは、慈善広告や反戦・平和をテーマにした広告を制作し、大きな注目を浴びたとされる。

・韓国ネットユーザー間で物議

しかし、今回のポスターについては韓国国内でも評価が分かれている。「ナイスな表現だ」といった意見がある一方、「正しい表現とはいえないし何の効果も生まない」「なんだこれは? すごく幼稚」「嫌悪に嫌悪で応じるのは果たして正しい方法なのか」「これは韓国人が見ても嫌悪感しかない」などと批判の声も多い。

イ氏は今後、日本語のほかに、英語、フランス語、ドイツ語など複数の言語でこの広告を制作し、配布していくという。本当に日本で配布したなら、相当な物議を醸しそうだ。

参照元:ソウル新聞イ・ジェソク広告研究所
執筆:レイチェル

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