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ファッションに興味のある人であれば、欲しいアイテムは普段の生活を切り詰めてでもお金を貯めて、そのアイテムを購入したいと思うはず。ニューヨークに住む大学生のトライヨン・クリスチャンさんもそんなおしゃれ男子の一人。

2013年4月のこと。彼はアルバイトでコツコツと貯めたお金で、高級ブランド店の「バーニーズニューヨーク」で欲しかったサルヴァトーレ・フェラガモのベルトを購入した。ところが店を出ると警官に呼び止められ、逮捕されてしまった。彼は最近になって同店とニューヨーク市警を相手に訴訟を起こしたのだ。実はお店の対応に問題があったようだ。

・警察官に呼び止められ

クリスチャンさんが購入したのは350ドル(約3万4000円)のベルトである。学生の身からすれば決して安いものではない。それをデビッドカードで購入した。お店を出て1ブロックと行かないうちに、私服警察に呼び止められて、こう言われたそうだ。

「お前のような若い黒人が、どうやってそんな高価なベルトを手に入れたんだ?」

・お店のスタッフに呼ばれた

彼によると、警察官はお店のスタッフに呼ばれてきたと説明したという。IDを見せたうえでカードで購入したにも関わらず、不審に思われていたわけだ。もしかしたら、カードを不正に利用しているのではないかと、店の人間が疑った可能性も否定できない。

・署に2時間拘束

何も悪いことをしていないにも関わらず、尋問を受け、なんと署に連行されてしまった。後の証言で、2時間にわたって拘束されていたそうだ。だが、警察は約40分程度彼を署にとどめたと主張している。

・人種差別か?

問題はお店スタッフの対応である。彼を不審に思った理由はなんだったのか? 彼の弁護人は、彼が黒人であったためスタッフが警察を呼んだのではないかと見ている。もしも本当なら明らかな差別行為であり、海外のインターネットユーザーはこの報道に憤慨している。

・バーニーズのFacebookが大炎上

その後に同社は公式な声明を出した。スタッフは誰も警察官を呼んでいないと主張したうえで、「われわれはいかなる差別に対しても、毅然とした対応方針で臨んでおり、すべての人権を支持する長い歴史を持つ」と伝えたのだ。事実関係の説明をしておらず、きれいごとのように受け止められたようで、Facebookは大炎上。さらに翌日同社のCEOマーク・リー氏が直々にコメントを発表したのだが、もはや同社に対する批判の高まりを抑えきれないほどになっている。

ちなみにクリスチャンさんは、購入したベルトを店に返品し、同店では二度と買い物をしないと話しているそうだ。ベルトを購入したその瞬間の彼の喜び、そしてお店を出た後の彼の狼狽、想像して余りあるものがある。とにかく海外ネットユーザーの怒りはしばらく収まりそうにない。

参照元:HuffpostNYPost、Facebook BarneysNY