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以前、ロケットニュース24では中国の農家からゴキブリ100万匹が逃げ出した件をお伝えした。そのゴキブリは農家で養殖されていたもの。なんと、薬や化粧品の原料として売る予定のものだったという。

ゴキブリが薬や化粧品に……にわかには信じられないが、米国紙『Los Angeles Times』によると、中国ではマジでゴキブリ養殖がアツいらしい! 中国のゴキブリ王いわく、投資すればなんと元手が7倍になるというのだ。これはビッグビジネスの予感か!?

・中国のゴキブリ王 ワンさん

現在、中国では100軒ほどゴキブリ農家があるという。そのうち、中国最大のゴキブリ商と言われるのがワン・フーミンさん(43)だ。ワンさんは6軒のゴキブリ農場を経営。そこには合計1000万匹が飼育されているそうだ。嫌われ者のゴキブリだが、ワンさんにとってはまさに「生きたダイヤモンド」。愛おしい存在らしい。

・投資した元手が7倍になる

2010年、ワンさんはゴキブリビジネスに足を踏み入れた。当初1ポンド2ドル(約450グラムで200円)で取引されていたゴキブリは、この3年で10倍の1ポンド20ドル(約450グラムで2000円)にまで値が跳ね上がったそうだ。

ゴキブリの養殖について、ワンさんはこう話す。「元々、養豚場をやろうと思っていたのですが、ブタでは利益がとても小さい。ゴキブリだと、20元(約320円)の投資で150元(約2400円)の儲けになるんです」。なんと元手は7倍以上になるのだ。こんなおいしいビジネスはなかなかないだろう。

・飼育されたゴキブリはどこに売られていくの?

それにしても、なぜ、ゴキブリが高値で取引されるようになったのだろう。それは製薬会社が大量に「ゴキブリ粉」を買い付けているからであるという。

そう、ゴキブリが薬や化粧品の材料になるというのだ。乾燥させたゴキブリの体はタンパク質の安価な供給源に、そして羽からは特殊な物質が抽出されるのだという。

・ゴキブリ農場は秘密のビジネス

生産者は儲かり、10倍に値が跳ね上がるほど製薬会社や化粧品会社も買い付けているというゴキブリ。ビジネスとしてはアツいが、一般的なゴキブリに対する嫌悪感から、これはゴキブリ商にとっても製薬会社にとっても「秘密の商売」であるそうだ。

別のゴキブリ農家のゾウさん(40)も、最初は周囲に全く理解されなかったという。「私がゴキブリを養殖しはじめたとき、みんなに笑われました。でも、私は必ずお金になると信じて続けたのです」。実際に、ゾウさんはゴキブリビジネスで毎年1万ドル(約98万円)の収入があるそうだ。物価が高い上海市でも平均年収は50万円ほど。実に約2倍である。

・新規参入者が続出

「秘密」でありながらも、かなり儲かる話。中国のゴキブリ業界には、新規参入者がゴキブリが繁殖するのと同じくらいの勢いで増加しているそうだ。ゴキブリは、清潔な環境で飼育すれば汚くないというが……あなたはこのビッグビジネスのチャンスに乗ってみたいだろうか?

参照元:新華網(中国語)、Los Angeles Times(英語)
執筆:沢井メグ

▼中国のゴキブリ王ことワン・フーミンさん
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※以下、閲覧注意(ゴキブリの画像あり)













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