iphone5s

またも「iPhone5s」に関して、衝撃の情報が話題になっている。「5s」は「5c」に比べて性能が高いはずなのだが、海外のモバイルアプリ解析サービスを提供する会社が、驚くべき報告を行っているのである。それによると「5s」は、「5c」ならびに「5」に比べてアプリがクラッシュする割合が2倍高いのだとか。性能は優れているはずなのに……。

・「5c」、「5」のアプリクラッシュ率

「iOS」だけでなく、「Android」や「Windows Phone 8」などの解析サービスを行う「Crittercism」社は、新型iPhoneのアプリがクラッシュする割合について、レポートを発表した。同社の報告では「5c」と「5」はアプリのクラッシュ率が1パーセント未満だったそうだ。

・「5s」はふたつのモデルの倍

「5c」は「5」とほぼ同じ性能だ。したがって、同じ結果が出るのはうなずける。問題は「5s」である。このモデルは他のふたつのモデルと比較してアプリのクラッシュ率が2倍。つまり、約2パーセントになったという。

・事前にテストができなかった

このことについて、同社のCEOアンドリュー・レヴィ氏は「新しいハードウェアやソフトウェアがリリースされるときはいつでも、問題が起きるものだ。それらの問題は必然的に解決される」と説明している。クラッシュする原因については、開発者が「5s」を事前にテストできなかったためではないかと見ている。ちなみにこの件について、アップルからの公式なコメントはないそうだ。

・アップルは承知している

それでは「5s」を購入は失敗なのか? レヴィ氏は「幸いなのはアップルがこのことを承知していることだ」として、今後何らかの対処が行われる見込みだと話している。「5s」に関しては、画面表示がおかしくなるモデル固有の問題も指摘されていた。どうやら「5s」が落ち着くまでには、少し時間がかかりそうだ。

参照元:AllThingsD(英語)
Photo:Rocketnews24