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結婚式――それは人生で最も特別なイベントのひとつであり、純白のウェディングドレスは幸せの象徴といえる。そのウェディングドレスを結婚式当日に盗まれるという、まさかの悲劇に見舞われた花嫁がいた。

特別な一日はあわや台無しになるかと思われた。ところが見ず知らずの他人が貸してくれたドレスのおかげで、結婚式はつつがなく行われたという。そこには人間の善意と、いくつかの偶然が重なっていた。

・結婚式の朝にドレスを盗まれた花嫁
米国ワシントン州に住むアマンダさん(23)は、人生最高の日となるはずの結婚式当日に、車に置いておいたウェディングドレスを盗まれてしまった。失意のアマンダさんは泣きながら911番に通報した。

911番は、米国における警察・救急・消防など緊急通報用の番号だ。アマンダさんの電話を受けたのは、キャンディスさんという女性オペレーターだった。

・オペレーターが自分のドレスを貸そうと申し出る
涙まじりに「結婚式の朝にドレスを盗まれた」と告げる電話口の声に、キャンディスさんは胸が張り裂ける思いになった。アマンダさんにドレスのサイズを尋ねると、偶然1年半前に自分の結婚式で着たウェディングドレスと同じではないか。

キャンディスさんは、自分のドレスをアマンダさんに貸したいと上司に相談。許可を得るとすぐさま夫に電話し、アマンダさんのもとへドレスを届けられないか打診した。

・偶然が重なって届けることのできたドレス
キャンディスさんからの電話を受けた時、夫のブランドンさんは予定していたキャンプが中止になったため偶然自宅にいた。彼はキャンディスさんの実家の屋根裏に保管されていたドレスを取りに行き、アマンダさんのもとへ届けた。

「他のオペレーターが通報を受けていたら、私は事件を知らないままだったでしょう。あの時主人が家にいたのも幸運でした。予定どおりキャンプに出かけていたらドレスは届けられなかったし、ドレスのサイズが違ってもダメだった。神様が助けてくれたんですね」とキャンディスさんは話している。

しかも、2人のドレスは偶然同じショップで購入したもので、アマンダさんは代わりのドレスを大変気に入ったという。数時間後、式場にはキャンディスさんのドレスに身を包んだ笑顔のアマンダさんがいた。

・心あたたまるストーリーとしてニュースでも取り上げられる
この話はニュース番組やインターネットのニュースサイトでも紹介され、「世の中捨てたもんじゃない」とのコメントが多く寄せられた。

人の優しさといくつかの偶然が重なり、実現したドレスの「レンタル」。ウェディングドレスを盗まれたのは災難だったが、やはり天に祝福された結婚式だったようである。

参照元:HuffingtonPost(英文)、Youtube
執筆:はせがわ彩子

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