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安心できるはずの家庭において、思いがけない事故が増えている。それは「テレビの落下事故」だ。アメリカでは、過去22年間において、テレビの落下によって負傷した未成年がなんと約38万名にも上ることが判明した。年間にすると約1万7000名、今現在も30分に1人がテレビの落下によって怪我をしているのだ! 小さな子どもがいる家庭では特に注意が必要だ。

・事故は10年間で95パーセントも増加
この調査結果は、米オハイオ州の研究チームがデータを収集し、専門誌上で発表したものだ。それによると、過去22年間における、テレビ落下が原因で怪我をしていた未成年の数は約38万名。そして、その数は1990年から2011年にかけて95パーセントも増加。ほぼ、倍増しているのだ。

・テレビの薄型軽量化が事故の原因
研究者はテレビの落下事故が倍増した原因として、従来の重いブラウン管テレビよりも軽量の薄型テレビが増えたことを挙げている。気軽にどこでも置ける薄型テレビだが、その分わずかな衝撃で倒れやすい。「軽いから倒れやすい」。当たり前に聞こえるが、怪我の倍増という事実は「倒れやすい」という側面に対する危機意識が低かったということでもある。

テレビの落下による怪我は、切り傷や、組織や血管の損傷、脳しんとうなど。打ち所によっては、深刻な後遺症も残りかねないテレビ落下事故。特に小さな子どもがいる家庭では注意が必要だ。

・専門家「テレビは固定し、周りに子どもの目をひくものを置かないこと」
専門家は、テレビは壁や家具に固定すること、またリモコンやおもちゃなど子どもの目をひくものをテレビの上に置かないように注意喚起している。転落をふせぐために注意できることはいくつもある。早速、実行してみてはいかがだろうか。

それにしても、技術の発展によって、テレビが薄く、軽くなったのは非常に喜ばしいことだが、一方でこんなに怪我が増えていたとは……。物の変化とともに生じる新たなリスクを、常に意識していた方が良さそうだ。

参照元:Mashable(英文)
執筆:佐藤 ゆき
Photo: Rocketnews24.