2013-06-26_144523
2013年6月下旬、鳩山由紀夫元首相が香港メディアの取材に対し尖閣諸島問題について「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」、「政府は領土問題を認めるべき」と発言した。

実際の発言動画も公開され、インターネット上では炎上状態となった。大いに物議をかもしたこの問題だが、これらの問題を受け民主党は鳩山元首相の除名処分を検討しているという。

・香港メディアの取材で「(尖閣は)中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」

鳩山元首相は香港のメディア『フェニックステレビ』の取材に対し

「お互いにこの尖閣・釣魚島(ちょうぎょとう)に対して “俺たちの島だ” という気持ちが両方の国が持っていて、ある意味で当然だと思っています。それは中国側から見れば盗んだという風に思われても仕方がない。ならばそれは返すべきだというのはカイロ宣言のなかに尖閣が入るだろうということは、そういう解釈は十分に、私は中国側から見れば当然成り立つ話だと。すなわち、まさに係争地であると」(インタビューより書き起こし)

と回答し物議をかもした。

朝日新聞などが7月24日に伝えたところによると、この問題を受け海江田万里代表が鳩山元首相を除名処分にする意向を示しているという。

・党の除名とは?

民主党の倫理規則によると、党員が倫理規範に反する行為をしたと認められた場合、措置や処分を行うことができるとしている。注意勧告や役職解任などがあるが除名(除籍)は、会社にたとえるなら「クビ」。最も重い処分であると言える。

・発言の時点で民主党を離党済み → さかのぼって除名へ

鳩山元首相は、「盗まれたと思われても仕方がない」発言をした時点で、すでに民主党を離党済み。しかし、元首相という立場の発言力は大きく、中国でも民間人の発言ではなく「元首相の発言」として報じられ、ネット上では「日本にも分別を持った政治家がいる」とまで評価された。

鳩山元首相は1人の民間人として発言したつもりだったかもしれないが、海江田氏は離党前にさかのぼって除名処分にする意向であるという。

・菅直人元首相にも処分

なお、報道によると民主党は、菅直人元首相に、先の参議院選挙で無所属の候補者を応援したとして離党勧告処分を行っている。聞き入れられなければこちらも除名処分となると言われているが……

先の参議院選の大敗を受け民主党幹事長を辞任する細野豪志議員はTwitterで「恩を仇で返すことになりますが、この二人を乗り越えない限り、民主党に未来はありません。」と話しており、2人には厳しい処分が下されることがうかがえる。

参照元: 朝日新聞、Twitter @hosono_54鳳凰網(中国語)