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誰でも自分の銀行残高とにらめっこして、頭では我慢しようと思ったのに欲求を抑えられずに、“衝動買い” をしてしまった経験があるのではないだろうか。

心と頭のはざまの闘いだと思われていた衝動買いだが、実はそうではないらしい。実はすべて脳内の同じ箇所で起こっていることが研究者たちによって解明されたのだのだ。しかも衝動買いはコントロールできるという。

・衝動買いを引き起こすのは脳の「ある部分」
衝動買いの原因を解明したのは、米デューク大学のスコット・ヒューテル教授と神経科学者のエイミー・ワインコフ氏。彼らが行った実験により、脳の「前頭前皮質腹内側部」という部分が経済観念と欲求に深く関連し、衝動買いの原因となっていることが判明したのだ。

・「経済観念」と「欲求」は脳の同じ箇所で処理される
前頭前皮質腹内側部では、「この商品は買う価値があるのだろうか?」という経済観念と、「絶対欲しい!」という欲求の駆け引きが行なわれている。しかし、脳の同じ部分で、「買いたい」か「我慢しよう」という相反する気持ちが処理されるために混乱してしまい、欲求に勝つのが難しくなるという。

・衝動買いはコントロールできる
しかし、欲求に勝つ方法もある。下記の実験により、衝動買いはコントロールできることも明らかとなったのだ。

教授たちは被験者を2つのグループに分け、まず風景や人の写真を見せた。一方のグループには素直に気持ちを述べてもらい、もう片方のグループには否定的な気持ちに変えるように指示。そして彼らの脳の活動状態をスキャンした。その後、写真に対する印象をプラスかマイナスか評価してもらい、その写真にどれぐらい価値を感じているか調査したのだ。

・無理に気持ちを抑えれば価値を感じなくなる
その結果、プラスの評価をしたのは素直に気持ちを述べたグループで、彼らの前頭前皮質腹内側部は活発に活動しており、写真に価値を感じていた。一方、気持ちを抑制したグループの結果は全く逆となり、写真に価値を感じていなかったという。

つまり、衝動買いしそうになったとき、無理にでも欲求に反発すれば、その商品に魅力を感じなくなるため、衝動買いを防げることができるというのだ。

ストレスが溜まった時に衝動買いをすると気分はスッキリする。しかし、度が過ぎそうな時は、この方法でコントロールしてみるのも良いかもしれない。

参照元:Mail Online(英文)
執筆:Nekolas
photo:RocketNews24.