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タバコの箱を見ると、「喫煙は肺がんの原因になります」「喫煙は脳卒中の危険性を高めます」といった注意書きが書かれている。「病気の原因になる」という内容で禁煙を促す広告やスローガンもいろいろある。だが、これらを見て禁煙に対するモチベーションが上がり、タバコをやめられた人はどれくらいいるだろうか。

・禁煙に対するモチベーションが上がる
こんな疑問について、イギリスのある研究者が興味深い調査結果を発表した。それによると、男性には性機能障害を、女性には肌トラブルを訴えたほうが禁煙に対するモチベーションが上がるというのだ。

・どんな内容の広告が禁煙のモチベアップにつながるか調査
英スターリング大学のブライアン・ウィリアムズ教授はオンライン調査を行い、約1万9000人から回答を得た。禁煙を訴える内容の広告やスローガン、イメージ画像などを多種多様に用意し、それぞれ禁煙のモチベーションが上がるかどうかを評価してもらった。

・病気や死のリスク警告で禁煙する気になる人は50歳以上
結果、病気リスクや死の危険性を訴える内容が、禁煙のモチベーションアップに最も効果的だと回答した人の多くは、男女ともに50歳以上だったという。だが、50歳未満の人々にとっては、必ずしも病気や死を警告することが最適とは言えないことも判明した。

・若い世代の女性には肌トラブル・男性には性機能障害が効果的
例えば、20~30代の女性では、シワなどの肌トラブルを警告されると禁煙する気になるという人が圧倒的に多かったという。また、同年代の男性だと、性機能障害がモチベーションアップにつながると回答する人が目立ったとのこと。また、妊娠や子どもに関する内容が効果的と答えた人も、男女ともに若年層のほうが多かったそうだ。

・教授「年齢や性別によって訴え方を変えるべき」
教授によると、「禁煙を促す方法として、すべての人に健康リスクを訴えるのは必ずしも効果的とは限らない」とのこと。「商品を売るときのように、禁煙もそれぞれの年齢や性別に合った訴え方をすべきです。病気や死を警告されても現実味を感じられず、まったく心に響かない人もいるのです」と、教授は語っている。

これまでに幾度となく禁煙を試みては失敗してきたという方は、もしかしたら心に響く広告やスローガンに出会ってこなかっただけなのかもしれない。

参照元:Mail Online(英文)
Photo:Rocketnews24.