jinkentaishi

2013年5月、スイスのジュネーブで国連の拷問禁止委員会において、日本政府報告書審査が開かれました。

・日本の人権人道大使が怒鳴り声
20・21日の会期の終了間際、日本の上田秀明・外務省人権人道大使が委員に対し、「黙れ!」と怒鳴る一幕があったようです。一体なぜ、大使は声を荒げたのでしょうか?

・いら立っていた委員たち
最終日の終了時間間際、アフリカ・モーリシャスの委員から日本の司法制度に対する指摘がありました。それまでにも、各委員から「取り調べに弁護人の立会いがない点」や「取り調べ時間が制限されていない点」などの指摘があったそうです。しかし日本側が不誠実な答弁に終始していたため、委員たちはいら立っていたとのこと。

・日本の司法制度は中世
そのような状況でモーリシャスの委員は、日本の司法制度の透明性の問題を指摘し、「中世の名残」と批判したのです。さらに「刑事手続を国際水準に合わせる必要がある」と訴えました。

・笑うな! 黙れ!
この発言に上田大使は、「先ほど(日本の司法制度は)中世という指摘があったが、日本は世界一の人権先進国である」と反論。すると、会場から笑い声が漏れたのです。これに対して大使は激怒し、「笑うな! なぜ笑う? 黙れ! 黙れ!」と声を上げたのでした。

・拷問禁止委員会の勧告
なお日弁連の代表団の一員として傍聴した小池振一郎氏によると、拷問禁止委員会は5月31日、日本政府に対して一日の取調べ時間を規制し、取り調べへの弁護人の立会いを実現せよ、と勧告したとのことです。

参照元:YouTube, 小池振一郎の弁護士日誌 その1, その2