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オランダの非営利団体「Mars One」が火星への移住プロジェクトを進めています。計画によると、移住者は2023年に火星へ出発予定、二度と地球に帰ってくることはありません。

・世界中から約8万人の火星移住希望者
無事に火星にたどり着けるのかさえも不明なのですが、一般から参加者を募ったところ、世界中から約8万人が参加希望しているそうです。ところが、思わぬ事態発生しました。中国メディアの報道をきっかけに、プロジェクトの存在を怪しむ声がささやかれ出したのです。

・中国メディアが「計画は詐欺」と批判
ことの発端は、中国メディアの報道です。「プロジェクトの創設者バス・ランズドープ氏は、移住計画は想像をはるかに上回るため、期限(2023年)までに実現することは難しいと語った」と報じ、中国専門家は「(移住計画は)実現性に乏しく、明らかな詐欺行為」と批判しているのです。

・中国人参加希望は1万人以上
参加希望者約8万人のうち、1万人が中国人なのだとか。参加希望者は、中国人の場合11ドル(約1100円)を登録料として支払わなければなりません。中国メディアは「登録料を募る詐欺」であると主張しているのです。そのほかにも、プロジェクト本部の所在地は賃貸アパートであり、「計画そのものに実態がないのでは?」と疑いをかけています。

・「Mars One」の反論
一方「Mars One」は、中国メディアの詐欺報道を「根拠がない」と一蹴。そして「移住者の選定、宇宙飛行のためのトレーニング、火星への着陸、火星での生活、そのすべてのプロセスは公表される」と説明。さらに「4人の移住者を火星に送るために、60億ドル(約6142億円)の費用をかけ、コロニー建設はテレビ放映される予定」と話し、計画通りに進んでいることを強調しています。

・所在地は本当にアパートだった
しかし、中国メディアの報道全てが根拠がないわけではないようです。「Mars One」の所在地は本当にアパートだったというのです。それには理由があり、実務が行われている場所は登録上の都合で、所在地として登録できなかったとのこと。そのため創設者バス・ランズドープ氏の住まいが、所在地として使われてるのです。とはいえ、大規模な宇宙プロジェクトの所在地がアパートとなると不安になる気持ちも理解できます。

・移住希望の申し込みは8月31日まで
なお、移住希望者の申し込みは2013年8月31日まで。今回の論争はどのような形で決着するのでしょうか。今後の動向が気になるところです。

参照元:中国網(中国語),Mars ONE,GROBAL TIMES(英語),