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美しい花嫁とハンサムな花婿の結婚式の写真。二人の穏やかな笑顔からは幸せがあふれ、見ているこっちまで幸せな気分になる。だが、実は彼らは本当のカップルではない。

花婿の男性は、末期がんを患っている花嫁の「死ぬまでにしたいことリスト」を叶えるために、親友が手配したモデルなのだ。

花嫁姿で微笑むのは英国に住むケイリー・ダフさん(23歳)。彼女は大腸に多くのポリープが発生する「家族性大腸腺腫症」という病気を患っていた。遺伝的な疾患で、彼女の父親も同疾患で37歳という若さでこの世を去っている。

ケイリーさんは昨年6月に大腸がんを患っていると告げられ、腫瘍を摘出するための手術を受けた。しかし、今年2月の検査で腫瘍が広がっていること、もはや全ての腫瘍を取り除くことは不可能であると告げられたのだ。

・「死ぬまでにしたいことリスト」を見た親友が「結婚式」を計画
今年の3月、ケイリーさんは化学療法を開始。同時に、自分の死にも向き合い始めた。「死ぬまでにしたいことリスト」を作ったのだ。そのリストに書いた一つが「結婚すること」だった。

このリストを見た彼女の親友ケイティ・バーチさんは、彼女の望みを叶えるべく立ち上がった。親友ケイティさんは、ケイリーさんの花婿役としてハンサムなモデルの男性を手配したのだ。

・ウェディングドレスに身を包み、ジャガーに乗って教会へ
「結婚式」当日、ケイリーさんは髪をセット、メイクもばっちりしてもらった後、ウェディングドレスに身を包み、教会に向かった。ビンテージのジャガーに乗って。

彼女を待っていたのはハンサムな男性モデルのダニー・ウィスカーさんだ。メインゲストは母親、祖父母、そして2歳になるケイリーさんの息子カイくん。みなでシャンペンを開けて、ケイリーさんの「結婚式」を祝福した。

・ケイリーさん「本当に夢を叶えることができました」
この現実離れした状況に、最初は恥ずかしくて笑いが止まらなかったというケイリーさん。だが、「花婿はすごく優しくて、ハンサムでした。本当に夢を叶えることができました。ドレスも美しくて、お城もなにもかも、全て美しかった」と振り返る。

この「結婚式」にケイリーさんのお母さんも大感激。「とても胸が打たれました。まるで現実の結婚式のようでした。実際に花嫁になるわけではありませんが、わたしたちにとっては、まさに現実でした。素敵な写真をとって、すばらしい思い出ができました」と話している。

親友の粋な計らいによって、素晴らしい時間を過ごすことができたケイリーさんと家族。ケイリーさんは現在、仕事を辞め、少しでも多くの時間を息子カイくんと過ごしたいと考えているそうだ。

参照元:Mail Online(英文)
執筆:佐藤 ゆき

▼ケイリーさんとモデルのダニーさん。本物の新婚カップルのようだ

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▼母親と祖父母、2歳になる息子カイくんと一緒に祝福するケイリーさん

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▼現在は愛する息子カイくんとできるだけ多くの時間を過ごしている

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▼今回の「結婚式」の企画者、親友のケイティさん

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