yomikikaseee

お子さんへの絵本の読み聞かせは、親子のコミュニケーションになるだけでなく、知育面からも重要だと言われている。毎晩の読み聞かせに力を入れているパパママも多いと思うが、読み聞かせの本はどう選んでいるだろうか?

毎日違う本にしている人もいれば、同じ本を何度も読み聞かせる人もいるだろう。最新の研究によると同じ本を繰り返し読み聞かせた方が、子どもはより速く新しいことを学ぶことがわかったそうだ。

この研究は、イギリスのサセックス大学のJessica Host博士の研究チームによるものだ。博士らは、3歳児に対象に週に3回の読み聞かせでどれだけ多くの単語を覚えられるか実験を行った。

1つ目のグループは、同じストーリーの読み聞かせを3回行い、もうひとつのグループはそれぞれ違ったストーリーの読み聞かせを3回行う。いずれのグループの物語にも同じ新しい単語が同じ回数だけ取り入れられている。

実験後、2つのグループの子どもの覚えた単語数を調べたところ、同じストーリーを繰り返し読み聞かせたグループは平均で3.6個覚えたのに対し、3つの異なるストーリーを読み聞かせたグループは2.6個しか覚えていなかったという。この結果から、幼児期の子どもには、同じ本の読み聞かせ、すなわち繰り返し学習が非常に重要であると結論付けたそうだ。

博士はたくさんの種類の本を読み聞かせることが悪いと言っているわけではないという。しかし、「子どもの知育のために、焦ってたくさんの本を買う必要はないのです。繰り返し同じ本を読み聞かせることも子どもにとってとても重要なのです」と話している。

これ以外にも、1日30分の読み聞かせを5カ月間続けると、子どもの読書年齢を2年も引き上げることができると指摘しているそうだ。

この研究結果は、あくまで「学習」という面からとらえたものだ。お子さんにとって、読み聞かせは親とのコミュニケーションの場であり、楽しい時間であってほしいだろう。「同じ本を何度も読むのも悪くない」ということを頭の隅に置きつつ、ぜひお子さんと楽しい読書タイムを送って欲しい。

参照元:Mail Online(英語)
photo:Rocketnews24.