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インターネットが「当たり前」の存在になってしまった今。ネットが社会や政治、個人の生活に及ぼす影響力を改めて実感する場面は少なくなりつつあるのかもしれない。

だが米メディアのMashableで紹介された「インターネットは世界をどう変えたか」を示すインフォグラフィックを見ると、ここ10年あまりでネットがどれだけ爆発的に普及していったかがよくわかる。しかもネットは普及しただけではない、「アラブの春」など国家政権を崩壊させるまでのパワーを持つようになったのだ。その内容を紹介しよう。

・世界のネットユーザー数は12年前の5倍以上!
世界のネットユーザー数は、2012年時点で約24億551万8376人。その数は、2000年時点に比べて566.4パーセントも上昇! そして今この瞬間もユーザー数は増え続けている。

・ウィキリークスが入手した機密文書は25万件以上
匿名で政府、企業などの機密情報を公開するウェブサイト「ウィキリークス」が世界の政治や外交に与えた影響も大きい。公開した文書はなんと25万1287件の機密文書。世界中にある274ものアメリカ領事館、大使館、外交機関から入手したものだ。

・急速に市民を巻き込んだ「アラブの春」
ウィキリークスによって公開された機密文書は、2011年に起きた「アラブの春」の引き金にもなった。政府の腐敗を非難する動画や写真が拡散され、闇で計画された抗議運動の場所や時間がFacebookなどを通じて広まった。

ネットを通じて急速に情報が拡散され、共感の輪が広がっていった。チュニジアで革命について発信していたブログは、ベン・アリ政権崩壊1カ月前には全体のたった5パーセントだったが、政権が崩壊した日には20パーセントに至っていた。

エジプトでは、ムバラク政権が崩壊する1ヶ月前、ハッシュタグEgyptianrevolution(エジプト革命) でツイートされた数は一日に2300件あまりだったのが、ムバラク政権が崩壊した日には100倍の23万件にふくれ上がっていた。ネットを媒体に、革命に対する関心が超スピードで盛り上がったのだ。

・動画・画像共有サイトの使用も爆発的に増加
動画・画像の共有も活発になった。YouTubeは、2011年に動画閲覧回数が1兆回に達した。今も毎分72時間分の動画が投稿されている。

写真共有サービスとして人気の「インスタグラム」。毎月9000万人のアクティブユーザーがおり、一日に投稿される写真数はなんと4000万枚にも上るという。

・教育界への影響も / オンライン授業は特別なものではなくなった
ネットは教育界にも影響を与えた。いまや、高等教育を受ける学生の32パーセントは1つ以上のオンライン授業を受けており、その数は670万人以上。さらに、オンライン学習の教育効果を対面授業と同等、もしくはそれ以上と評価する講師・教授は全体の77パーセントにも上る。

こうして改めてみると、ここ10年間でネットが社会や生活に与えた影響というのはすさまじい! そして、それは決して過去のものではない。今この瞬間も新しいネットサービスが次々と生み出されているのだ。

参照元:Mashable(英文)
執筆:佐藤 ゆき

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