why_men_have_nipples

突然だが皆さん、なぜ男に乳首があるのか、疑問に思ったことはないだろうか。女性と違って授乳するわけでもなし、なくても困らなそうなものなのに、全ての男性の胸に堂々とついている乳首――.。いったい、その存在意義は何なのだろう?

You Tube上でアップされた、『我々はみな女性だった』という動画が「男性の乳首の謎」をわかりやすく解説し、世界中の多くの人をうなずかせている。その動画の内容をご紹介しよう。

我々ヒトは、父親と母親の双方から受け継いだ23対の染色体(DNAの束)を持っている。そのうち一対が、性別を決定する性染色体だ。我々の性別はX染色体とY染色体の組み合わせによって決まり、通常XXだと女性、XYだと男性になる。

男性のみが持つY染色体には、男性的な身体特徴を発達させる、すなわち男性器を形作る役目を持つSRY遺伝子が存在する。ヒトの性別は受精時にほぼ決まると言われているが、このSRY遺伝子は受精後5~6週間は機能しないため、受精直後のヒト(胎芽)は女性的な身体特徴の発達を促すX染色体の働きを受けて育つことになる。

つまり見た目上は、男性も受精後しばらくは女性として成長するのだ。

ここで話は乳首に戻る。乳首は胎芽のSRY遺伝子の活動が始まる前に形成されるものの一つである。したがって、男性には妊娠初期で作られた乳首が、女性体の名残としてその後も存在するというわけだ。

関連するトリビアをもう一つ。SRY遺伝子が機能すると、生殖器のモトである性腺原器が卵巣と精巣とに分化し、性器が形成されていく。男性の陰嚢の真ん中の線は「陰嚢縫線」と呼ばれ、女性器のように「開いて」いた外性器が閉じたあとだそうだ。男性諸君は、観察してみてはいかがだろうか。

参照元:YouTube AsapSCIENCE

▼こちらがその動画(英語)