オーストラリアの大学教授が、喫煙に関して、驚くべき提言をしています。シドニー大学サイモン・チャップマン教授は、「タバコを免許制にしよう」と訴えているのです。彼の考えが物議をかもしており、イギリスの有識者は「問題は喫煙者ではなく、タバコ産業にある」と指摘しています。もしも免許制になったら、一体どうなるのでしょうか?

チャップマン教授はこの考えを、医学情報サイト「PLOS Medicine」で発表しました。教授の考えを要約すると、以下のようになります。

・タバコを免許制にする
・喫煙者は申し込みをして、スマートカードを発給される
・タバコ購入時に、スマートカードを提示しなければならない
・免許は毎年更新
・タバコの購入数を、カードのICチップで制限する

以上のように提案しています。日本ではすでに「タスポ」という成人識別ICカードが導入されており、自動販売機での購入の際には必ず必要です。しかし店舗での購入時には必要としません。また購入数を制限する機能はありません。

このタバコ免許制について、英エジンバラ大学のジェフ ・コリン教授は「この仕組みはうまく行かない」と指摘しています。「イギリスでは、たとえば国民のIDカードがうまく行かなかった」と、過去の例を挙げたうえで、「タバコ免許制は、喫煙者にさらなる汚名を着せるだけだ。問題は喫煙者ではなく、タバコ産業にある」と痛烈に批判しています。

ちなみにイギリスでは、2007年7月からバーやレストランでの喫煙が禁止され、2012年4月から大型店舗でのタバコの販売が取り止めになりました。2015年4月からキオスクでの販売も終了します。日本の規制は、世界的に観ても緩いと思われていますが、さすがに免許制の導入は容易にはいかないでしょう。なお海外ネットユーザーは、賛否分かれてタバコ免許について議論している状況です。あなたはこの考えをどのように思いますか?

Photo:Rocketnews24
参照元:MailOnline(英語)