時折自然は、人間には想像もつかないような表情を見せることがある。思わぬ表情に誰しも心揺さぶられるはず。透き通った空に心癒され、暗くよどんだ雲行きを見ると不安に駆られるかもしれない。

2012年6月カナダの中部のとある都市で、「乳房雲」というちょっと変わった雲の様子が観測された。公開された動画を見ると、まるでこの世の終わりを思わせるようで、鳥肌が立つような恐怖を感じる。

乳房雲(別名:コットンボール・クラウド)は、雲底(うんてい)に無数のこぶが垂れ下がり、まるで乳房のように見えることからこの名がつけられている。これが発生するときは、大気の状態が不安定で、強い下降気流が発生する可能性がある。大雨・雹(ひょう)・雷に注意が必要で、上空では乱気流、地上では竜巻が発生するおそれがあるそうだ。

この日、カナダでは嵐が発生しており、その後に乳房雲が空を覆い尽くしたという。夕焼けに光る一つひとつのこぶは、今にもそのまま降ってきそうなほど下に垂れ下がっている。それがどこまでも果てしなく続いている様子を見ると、言い表しようのない怖さを感じてしまうのだ。もしも目の当たりにしたら、「これから何か起きるのでは?」と、怖気づいてしまうに違いない。

それにしても、自然の造形には恐れ入るばかり。不確実性のもたらす奇跡としか言いようがない。

参照元:Youtube jojo123212