一度でいいから有名人の気分を味わってみたい……そう思ったことはないだろうか。そんな一般人のちょっとした好奇心を実際に行動に移した男がいる。そのときの様子を捉えた動画「Fake Celebrity Pranks New York City」が、いま海外ネットユーザーのあいだで話題だ。

ニューヨーク州立大学の学生ブレット・コーエンさん(21)は、以前から一度体験したいと思っていた有名セレブの気分を現実のものにすべくある計画を立てた。それは、セレブのふりをしてニューヨークの繁華街であるタイムズ・スクウェアを歩き人々の反応を見るというもの。

本物のセレブであるかのように見せるため、しっかりと下準備されていた。ボディガード役やパパラッチ役、マネージャー役などの計画実行メンバーを雇い、総勢15名で彼を偽セレブに仕立て上げたのだ。

動画では、米3大ネットワークのひとつNBCのスタジオがある建物から彼が出て来たところで計画がスタートする。外にはパパラッチ役が待ち構えていたため、彼が登場したときにはすでに人だかりができている。その様子に気付いた通行人が徐々に集まって来ると、偽セレブとなった彼は気前よく写真撮影に応じる。

タイムズ・スクウェアへと向かう途中でも人だかりはどんどん増えていき、目的地に着いた頃には大勢の人に囲まれて彼はまるで本物のセレブ状態。次々に写真撮影を頼まれて応じていると、なんと警察官にまでお願いされてしまった。

芸能リポーターに扮したメンバーの一人が人々に彼のことをどう思うかインタビューすると、「カッコイイ!」「素晴らしい役者だね。これからもっと活躍すると思うよ」などとみんな興奮気味。

また、彼の曲を聴いたことがあるかと質問された男性は、「彼のファーストシングル聴いたよ。タイトルは覚えていないけどいい曲だった」とまさかの回答。もはや、誰も彼が偽セレブだとは疑わない。

だが実は、この動画でもっとも興味深いのはメンバーの誰ひとりとして彼が有名人だとは言っていないということ。パパラッチ役やボディガード役は通行人に偽セレブの名前を聞かれたそうだが、無言を通したそうだ。人々は、まったく知らない男を周囲の状況のみで有名人だと思い込んだのである。

結局、3時間で300回以上の写真撮影に応じ、彼の計画は成功を収めた。「笑顔をつくり続けたせいで頬が痛いよ。そのまま顔が固まるかと思った」と、彼は有名人の大変さを身をもって体験したようだ。

ちなみに、この動画が公開された現在、彼はにわかに有名になりつつあるという。

参照元:YouTube WorldTalkLIVEMail Online(英文)