驚きの研究結果が飛び込んできた。その研究結果とは、ズバリ「男性の精液は、女性の健康にいいだけではなく、さらにうつ病からも救うのだ」というもの! ナニーーーッ!

この研究を行ったのはニューヨーク州立大学で、同大学のAlbanyキャンパスから293名の女子学生を集め、次のような調査を行った。

・被験者たちに、性生活に関する匿名アンケートを行う
・コンドームを使わなかった最近の性行為は、女性の体の中に男性の精液があることを意味するものとしてみなす
・被験者たちに、うつ症状を診断するために医療機関で使われる「BDIテスト(ベックうつ病質問票 / Beck Depression Inventory)」を実施する

その結果、性行為の頻度を調節しても、コンドームを「一度も使わなかった」女性は、「普通は」、もしくは「いつも」コンドームを使っている女性より、はるかにうつ症状の度合いが低いことが分かった。

また、コンドームを使用せずに性行為に及ぶ女性は、性行為を全くしていない女性と比べても、うつ症状の度合いが低かったという。そしてこれとは対照的に、性行為に積極的だが、コンドームを使う女性たちは、禁欲生活を行っている女性たちと同じくらいのうつ症状を見せていた。

このような精液の効能に関する研究は、以前から多数存在しており、今回の研究結果はそれらの研究の妥当性をさらに高めるものとなった。

【これまでの精液に関する研究結果】
・男性の精液には、気分を高揚させる、愛情を増長させる、睡眠を促す効果を持った化学物質、そして少なくとも3つの抗うつ剤が含まれている

・具体的には、精液には精子のほかに、
(1)愛情を増長させることで知られるコルチゾール
(2)気分を高揚させるエストロンやオキシトシン
(3)抗うつ剤の役割を持つ甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンやセロトニン
(4)睡眠を促すメラトニン
が含まれている

・性感染症や妊娠に対して対策を行っていないセックスを、通常行っている女性は集中力テストと認識力テストにおいて、よりよい成績をとる

ここでひとつ注意しておかなければいけないのが、コンドームを使わないセックスや、精液を直接口にするオーラルセックスには、望まない妊娠や性病の感染などそれなりのリスクがあるということ。いくら精液が体にいいという研究結果があっても、自分が行う性行為にはやはり細心の注意を払わなければいけない。

それにしても、男性の精液にこれだけ多くの効果があるとは驚いた。やはり私たちの体には、まだまだ多くの謎が眠っていそうだ。これから人体に関して、どんな発見がなされるのか、今から実に楽しみである。

(文=田代大一朗

画像:flickr/paisley’s such a nice girl
参照元:Daily Mail(英文)