いまだに根絶することがない振り込め詐欺。息子を装って、疎遠になった親族に電話をする「オレオレ詐欺」の被害は、2011年6月以来、月平均100件を上回っている。そんななか、オーストラリアで新たな振り込め詐欺が話題になっているので、ご紹介したい。これは「殺人詐欺」と呼ばれるもので、不特定多数(推定で100人にひとりの割合)に殺人をほのめかすメールが送られたというのだ。現地警察はメール本文を公開し、注意を呼びかけている。

オーストラリア当局によると2012年7月23日、数万人のネットユーザーに対して同一の内容のメールが送信されたという。その内容は、殺人を匂わす内容のもので金銭を要求したものだ。

「ある人物にあなたの殺人依頼を受けた。48時間以内に5000豪ドル(約40万円)を振り込め。もしもほかの誰かや警察に通報したら、命はないと思え。すぐに私にメールをしろ killerking***.com」

犯人は連絡をよこすように要求したうえで、メールアドレスを添付していた。警察は、決して返信しないように、そしてまちがってもお金を振り込まないようにと注意喚起している。

現在捜査が進められているのだが、南オーストラリアの刑事局長ジム・ジェフェリー氏は「犯人の特定は難しいかもしれない」としている。というのも、メールヘッダーのタイムゾーンが「0000」になっているため、どこから送信されたものなのか判別が困難とみられている。なお、現在のところ被害報告はされていないようだ。いずれにしても、同種のメールを受け取った際には対応に十分注意して頂きたい。

参照元:GEEKOSYSTEM(英語)