みなさんに問題だ。「今あなたはアフリカのサバンナにいる。少し離れたところでは、野生のライオン15頭が仕留めた獲物をむさぼり食っている。銃を持っていないあなたが、自分もライオンも傷つけることなくその獲物を奪い取るにはどうしたらよいだろうか」。

これはなぞなぞでも心理テストでもない。実際にサバンナで行われていることであり、なにひとつ犠牲を払うことなく人間が野生のライオンから食料を奪う方法が存在するのだ。その驚きの方法は、動画「Lion Men stealing meat from 15 hungry lions at a kill HD by jaandil7」で確認できる。あなたはこんな方法を想像できただろうか……。

動画に出てくるのは、サバンナで生きるドロボ族の男性3人。食料を確保すべくやって来た彼らだが、自ら仕留めることはしない。彼らのやり方は、ライオンが捕らえた獲物の一部を奪うというもの。いわば横取り作戦である。

この作戦でいちばん重要となるのは、「度胸」と「ハッタリ」だ。まずは、ライオンの足跡をたどって行き食事中の群れを見つけ出す。少し離れた所から様子をうかがってタイミングを見計らったら、ここからが “勝負の時” だ。彼らはおもむろに立ち上がると、ライオンの群れへ向かって堂々と歩きだした。

「全身が緊張でこわばり、心臓はバクバクしている」と語るドロボ族の男性だが、そんな様子は微塵も感じさせない。「俺たちのほうが強いのだ」と言わんばかりに自信満々な雰囲気を見せつけ、ライオンたちとにらみ合いながら堂々と近づいていくのだ。

すると、驚くべきことにライオンたちが獲物から離れていくではないか! 彼らの威圧感に怖気づいたのか、1頭が逃げだすと後を追うようにして次々と15頭すべてが逃げていった。信じ難い光景だが、人間のハッタリがライオンに通じたのである。

しかし、こんな脅しがいつまでも通用するほどライオンたちもバカではない。慌てず堂々と振る舞いながらも、ハッタリであることが気付かれないうちに食料を奪ってさっさとその場を去らなければならないのだ。

「誰も怪我することなく無事食料を手に入れることができたとき、ようやく緊張がほぐれて幸せを実感できるよ」とのこと。度胸とハッタリだけで百獣の王を追い払う彼らの姿には “あっぱれ” である。だがしかし、これはサバンナに生きる彼らだからこそ成し得ること。みなさんは決して真似しないようにご注意頂きたい。

参照元:YouTube jaandil7io9(英文)