目にした者は10億人を超えるのではと推測されている一枚の写真がある。アメリカ人フォトグラファーのチャールズ・オレア氏が撮った「Bliss(「喜び、幸福」の意)」という題名の上の写真だ。

あれ、この写真見たことあると思った方。そう、これはWindowsXPの「草原」テーマの壁紙に使われている写真だ。CGだと思っていた方もいるかもしれないが、これは写真である。オレア氏がカリフォルニアワイン産地として有名なナパバレーで撮影した一枚なのだ。

オレア氏は25年間、ナショナルジオグラフィックのフォトグラファーとして活躍してきた。が、この一枚は仕事で撮ったものではない。カリフォルニアのナパバレーを車で走りぬけている時、目に入った風景の美しさにおもわず車を止め、カメラで撮影したそうだ。

この偶然の一枚は2002年にWindowsXPの壁紙に採用されて以来、たちまち有名になった。ある写真ブログの著者はこの写真は10億人には見られていると主張している。もちろんこの数字は推測に過ぎないが、世界のWindowsXPユーザー数を考えるとあり得ない数字とも言えないだろう。

ちなみに、マイクロソフトがこの写真の使用権のためにオレア氏に支払った額の詳細は明かされていないが、氏いわく「桁外れの額」とのことである。

オレア氏は現在、この写真を撮影したナパバレーに暮らしている。その土地の美しさにすっかり魅了された彼は、ワイナリーを撮影したり、ワインについての本を書きながら日々を過ごしているそうだ。

(文=佐藤 ゆき
参照元:Mashable(英文)

▼見れば見るほど美しい風景、オレア氏が魅了されたのも無理はない