「川に死体が流れている!」中国のある街で市民から通報があった。警察は現場へ急行。騒ぎはどんどん大きくなり、駆けつけた野次馬が交通渋滞を起こす事態にまで発展。パニック状態だったそうだ。

そして1000人以上が見守るなか引き上げられた「水死体」は、ダッチワイフ(風船式)だったのだ。なお、ダッチワイフ(風船式)とは男性の擬似性交に用いられる空気が充てんされた人形のことである。

まさかのダッチワイフ引き上げ劇が起こったのは、山東省だ。現地時間7月11日午後5時頃、地元警察は「川に死体が流れている」という通報を受け、現場へ18名の警官が急行した。

「死体」は川岸から40~50メートルの場所を流れていた。距離があるため、なかなか引き上げることができない。そうこうしているうちに、噂が流れあっという間に1000人以上の野次馬が集まった。

野次馬のために付近は大渋滞。あとから出動した消防も渋滞に巻き込まれ現場に近づくことができない。現場はまさにパニック状態である。

やっとの思いで消防も現場に到着。そして、第一陣である18名の警察が到着して約40分後、ついに「水死体」を引き揚げることに成功した。しかし、引き上げたものを見てビックリ! それは死体ではなく人形、それもダッチワイフだったのだ。

住民の不安を解消させるため、警察はその場でダッチワイフを公開。集まった市民は「なんだ、ダッチワイフかよ」と、サっと立ち去っていったという。こうして約1時間の救出劇は幕を閉じた。

最初に通報した人はさぞかし気まずかっただろう。付近の住民も一時は恐怖に襲われたかもしれないが、人命が失われるような事件や事故でなかったことは幸いである。

だが、今回の件で学ぶべきことも多い。野次馬が渋滞を引き起こし、消防の到着が遅れたことである。もし、流れていたのが生きている人間だったら……面白半分の行動は慎しむべきだと言えるだろう。

参照元: SOUHU(中国語)
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▼ちょっと拡大、なんだか切ない光景だ

▼「あー、ここがダッチワイフ引き上げ現場かぁ」と写真を撮りに来る市民

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