中国の大学で構内に刃物を持った不審者が侵入、警備員2名が死亡、1名が負傷するという痛ましい事件が起きた。犯人は警察が到着する前に取り押さえられたのだが、決め手となったのが、現場に居合わせた学生がくりだした飛び蹴りだ。

「カンフーマスターもびっくりだ!」学生の勇気と、あまりにも完璧な飛び蹴りに注目が集まっている。

事件が起きたのは中国の貴州省にある貴州師範大学だ。7月2日、不審な男がキャンパス内に侵入。警備員が止めようとしたところ持っていた刃物を振り回し暴れたという。

男の行動はエスカレート。刃物だけでなく角材のようなものも振り回した。警備員側は完全に劣勢。あわやと思われたそのとき、ひとりの青年が犯人に向かって飛び蹴りをかました!

見事クリーンヒット! 犯人は数メートル飛ばされた。それを見た周囲の人が「わぁっ」と集まり青年に加勢。犯人をボコボコにし、見事、取り押さえることに成功した。その後、青年は黙って去っていったという。後日、その青年の正体が判明した。彼はこの大学に通う学生・張槐乾(ちょう かいけん)さんだ。

彼は「警備員と男がもみ合いになっているのを見たんだ。男は刃物を持っているのが見えた。でも僕には武器がない。男が背中を向けた瞬間、“今だ!” と思って思い切り蹴りを入れたんだ」とし「僕が蹴りを決めれば、きっと皆が加勢してくれると思った」と話している。

動画を見たネットユーザーは

「あんな美しい飛び蹴りは初めて見た」
「すげぇ! 一蹴りで犯人があんなに遠くに飛ばされるなんて」
「カンフー・マスターだ!」
「彼はとても勇敢だと思う」
「神のような飛び蹴りだ」

と、反撃のきっかけを作った張さんを絶賛。

また、この事件に対して「彼が攻撃するまで、周りで見ていただけの人ってどうよ?」「目の前で人が倒れているのに何もしないのは中国人の悪いところだ」「みんな冷たい」「動画の撮影者も淡々としてるな」
と、批判の声があがっている。

だが一方で「動画だけを見て批判するのは簡単」「実際に現場にいたら人を助けられるのだろうか」という意見も出るなど、ネット上での議論は白熱している。

それにしても、張さんの行動は勇気ある行為だ。刃物を持った犯人に立ち向かい、人を助けるということは並大抵のことではない。

なお、犯人は学生を襲おうと侵入したところ、警備員に止められ揉み合いとなったとされている。学生を守ろうとして命を落とした警備員の冥福を祈ると共に、負傷した警備員の一日でも早い回復を祈りたい。

参照元:Youku ourdream21c video.sina(中国語)