「これぞ自然界の厳しさだ!」と言わんばかりの迫力ある写真集が話題だ。これは南アフリカで捉えられたライオンと子カバの生死をかけた戦いのシーンなのだが、弱肉強食の世界は単なる力尽くではなく頭脳戦でもあることが伝わってくる。

写真には、一頭の子カバとそれを狙う二頭のライオンの姿。襲撃された子カバはなんとか近くの池に逃げ込むことに成功したようだが、背中の傷があまりにも痛々しい。それでも池の外にはまだ獲物を諦めていないライオンたちが見張っているため臨戦態勢を崩さない。子どもとはいえど、自然界の厳しさをわかっているのだ。

そのまま朝をむかえ、ライオンたちがいなくなったと安心した子カバは陸に上がっていった。敵が池のすぐ横でじーっと待ち構えていることも知らずに。

写真を撮影したアンドリュー・シェーマンさんによると、「ライオンたちが辛抱強く待ち続けた時間は2時間を超えていました。彼らが息をひそめて微動だにしなかったため、子カバはライオンの姿に気付かなかったようです。しかもライオンたちは確実に仕留めるために、子カバが水から50メートルほど離れるまでは動かずに待っていました」とのこと。

ライオンたちから上手く逃れたと思った子カバだったが、力だけでなく頭脳でもライオンには及ばなかったようだ。結局、再び襲撃を受けて今回は逃れることができなかったのだ。野生の世界では日常にありふれたワンシーンにすぎないが、人間にとっては自然界の厳しさをまざまざと見せつけられる光景ではないだろうか。

参照元:Mail Online(英文)

▼ライオンの襲撃により受けた傷が痛々しい

▼子どもだが水の中では負けない

▼敵に気付かず陸へ上がろうとする子カバ。ライオンはピクリとも動かない

▼水辺から離れたところでライオンの襲撃再開。なんとか応戦するが……

▼相手はライオン……

▼しかも2頭……

▼と思ったら3頭!!

▼万事休す……

▼これが自然界だ