ヨーロッパの金融不安は、都市部だけでなく地方の町にも多大な影響を与えている。とくに人口が1000人に満たない小さな村では、失業率が高く税収が少ないため、負債が膨らむ一方だ。そこでスペインのとある村では、大麻(マリファナ)栽培用に土地を貸し出す計画が浮上。有権者の賛成が50パーセントを超え、具体的に計画が進むこととなった

負債に苦しんでいるのはスペイン・カタルーニャ自治州のラスケスという村だ。ここは人口わずか950人であるにも関わらず、負債総額は130万ユーロ(約1億3900万円)にのぼっている。従来の財政運営では返せる見込みがないために、大麻栽培で返済することとなった。

行政区は村の区画15ヘクタールを、バルセロナ・大麻自家消費協会に有料で貸し出す予定である。実はスペインでは、個人消費の目的でマリファナを栽培することは合法である。したがって、栽培された大麻が流通しない限り問題はない。

しかしながら、同協会の主要メンバーは最近大麻を売買したことが発覚し逮捕された。また同協会は5000人のメンバーを抱えており、そのなかには闇の販売ルートとつながっている人物がいるとの噂もある

栽培計画が前進する以前に、協会を警察がマークしている状態だ。協会関係者は「とんだ言いがかりだ」と、闇ルートの存在を否定しているのだが、実際に逮捕者が出ているだけに、疑われても仕方のない状態。

村は財源確保のめどがようやく立ったにも関わらず、犯罪の片棒を担ぐことになりはしないかとヒヤヒヤしている。はたして、この計画は順調に進むことになるのだろうか? 今後の動向が気になるところだ。

Photo:Rocketnews24
参照元:france24.com(英語)