以前、ロケットニュース24では韓国の最新整形技術がすごすぎる件をお伝えした。目や鼻をチョコチョコっといじる程度ではない。彼らの技術では元の顔の面影ゼロにまで変えてしまうそうなのだ。

そして、懸念されていたことが起こった。

整形手術を受けた韓国人男性が中国に入国しようとした際、パスポートと別人と見なされ入国拒否。2カ国の出入国管理部門を巻き込んだ騒動になっていたのである。

中国の湖北省武漢市にある天河空港だ。大韓航空に乗った韓国人男性キムさんが降り立った。キムさんは昨年の10月に整形手術を受けたばかりの50代。彼は仕事の関係で中国までわざわざ来たのである。

入国しようとしたところ、入国審査官に待ったをかけられた。キムさんのパスポートの写真は50代のオッサン。だが目の前にいるのは40才そこそこのダンディなイケメン。別人だと判断されたのだ。

他人もしくは偽造パスポート使用の疑いがある。審査官はキムさんの入国拒否を拒否した。ここで入国できなければ仕事に影響が出る。キムさんは整形したてであること、パスポートの写真は整形前のもので顔は違うが確かに自分のものであることを訴えたそうだ。

即刻、強制帰国させてもよかったのだが、審査官は念のためと大韓航空を通じて在中韓国領事館に問い合わせた。領事館はさらに韓国本土に連絡し資料を照合したところ、パスポートは確かにキムさん本人のものであることがわかり、キムさんは無事に中国に入国できたそうだ。

このニュースに対し中国の入国審査部門は「現代の整形技術は大変進歩しており、今回のように顔が別人にように変わっている人も多数見られます。スムーズな入国審査のためにパスポートの写真は整形済みのものへの変更をお願いします」と協力を呼びかけている。

残念ながらプライバシーの問題でキムさんの写真は公開されていない。それにしても国を巻き込んだ一大事になるとは、韓国の整形技術は恐ろしいほど高いと言えよう。

参照元:人民網(中国語)