オーストラリア第二の都市メルボルンで、窃盗をはたらいた男が警察から褒められるという珍事が起きた。しかも、このニュースは世界中に広まり、男は海外のネットユーザーから称賛を受けているという。というのも、この窃盗犯は「モラルある犯罪者」だったのだ。

昨年10月、とあるスーパーマーケットの駐車場で、男は窓が開いたままになっている車を見つけると、車内にあった財布と二つの携帯電話を盗み、そのまま立ち去った。

しかしその後、男が盗んだケイタイを開いてみると、そこには、幼児の卑猥(ひわい)な画像が保存されていた。衝撃を受けた窃盗犯は、すぐさま警察へいき、自らの罪を自白したうえで、わいせつ画像について説明し、ケイタイを警察へと引き渡したそうだ。

男はその場で逮捕されたものの、法廷では称賛を受けることとなった。担当したミシェル・ホジソン判事は男に対し、「あなたは正しいことをしました。性犯罪は、非常に深刻な問題です。自らが逮捕されることも理解しながら、このような犯罪を通報したあなたの行為は称賛に値します」と語ったとのこと。

男は取り調べで、「自分が窃盗で捕まることはわかっていたが、このような卑猥な画像は厳しく取り締まるべきで、捜査の助けになればと思ったから、警察に出頭した」と語ったそうだ。

その後、この窃盗犯の善良な行いによって、盗まれたケータイの持ち主である46歳の男は逮捕された。

性犯罪の取り締まりに一役買った男はというと、このような事情が考慮された結果、1カ月の実刑判決と約3万7000円の罰金が科された。ホジソン判事によると、刑罰としては軽いものになったという。

このニュースを知った海外のネットユーザーらからは、「よくやった!」「せめて執行猶予をつけるべき」「これから彼がもっとまじめに生きていけるよう願う」など、男を称える意見が多くみられる。

……が、しかし! 実はこの男、今回の事件の他にも、車などを盗んだ罪で有罪になっているとのこと。なんともお騒がせな男だが、罪を犯した者が別の犯罪を通報するという今回の事件、みなさんはどのように感じただろうか。

参照元:Mail Online(英文)