携帯電話やスマートフォンを水没させてしまった経験はないだろうか。うっかり手が滑って、取り返しのつかないことになったという人も少なくないはず。そんな方に喜ばしいニュースが舞い込んできた。

先ごろアメリカで開催されていた世界最大級の家電トレードショー「2012 International CES」で、とある企業の防水技術が注目を集めたそうだ。その技術とは、端末のデザインを一切崩すことなく、水没しても機能を損なわない画期的な防水技術だ。この技術にサムスン電子の会長は驚きを隠しきれず、アップル社はすでに協議に入っているという。

技術開発を進めているのはアメリカの開発会社「HzO社」だ。同社は端末の製造過程で、部品に防水フィルムをつけることにより、ケースなどを利用することなく、強力な防水効果を生み出すことに成功した。つまり、端末そのもののデザインを損なわずに、水没などのアクシデントに備えることができるのである。

2012 International CESの会場では、サムスン電子の会長は衝撃を受け、即座に防水技術の高さを信じることをできなかったそうだ。実のところ、すでにアップルは同社と開発の協議を進めており、iPhone5に搭載される可能性さえあるという。

伝えられる範囲の情報では、2社の感触はかなり良好だ。したがって、次世代スマートフォンならびにタブレット端末は、HzOの技術を搭載した完全防水の機器になるかもしれない。そうなれば、水没による破損からは永遠におさらばできるかもしれない。

技術誕生のきっかけになったのは、悲運の水難事故だった。数年前、米ミシシッピ川でとある男性が川に転落。急な流れに飲まれそうになりながらも、必死に助けを呼ぼうとした。しかし所持していた携帯電話は、水を浴びたことにより壊れてしまい、最終的に彼は川をせき止めるゲートに挟まれて亡くなったという。

このような事故を二度と起こさないために、同社は防水技術の開発を進めてきたのである。とにかく、スマートフォン開発の第一線を行く2社が興味を示しているところを見ると、次世代機はHzOの防水技術を備えた端末になるのではないだろうか。

参照元:Youtube ZAGGTV HzO

▼ こちらがデモンストレーションの動画、水のなかに入れても音楽が鳴っている