以前、匿名もしくは「伊達直人」名義で、全国の児童施設に現金や図書カード、ランドセルを寄付するタイガーマスクが話題となった。最近でも、さまざまな施設に同様の寄付行為が行われているという。

実は最近アメリカで、クリスマスを前に「謎のサンタ」行為をする人が続出しているそうだ。その行為とは、まったく知らない他人の支払いを肩代わりするというものである。この行為は、とある女性が始めたのをきっかけに彼女の真似をする人が相次いでいるという。

謎のサンタ行為が最初に行われたのは、ニュージャージー州のプレインフィールド・アベニューの「Kマート」グランドラピッズ店だ。2011年12月6日に来店した女性が、まったく見知らぬ3人分の「レイアウェイ」商品の決済をして店を立ち去ったという。

レイアウェイとは、サービス料と商品の頭金を支払い、60~90日をかけて残金を支払って商品を受け取る「取り置きサービス」のことである。この女性は面識もなく、素性さえわからない相手の残金を支払ったのだ。取り置きしていた3人は、彼女が支払いを済ませてくれたおかげで、次回来店時に商品を持ち帰ることができる。

この行為は、「まるでプレゼントを届けてくれるサンタクロースのようだ」と話題になり、彼女の真似をする人が続々とあらわれた。同店だけですでに30件も支払い代行が行われ、ヘイスティングスのKマートでは5000ドル(約39万円)も他人のために支払った女性がいるという。また、カリフォルニア店では支払い代行を名乗り出る人が殺到し、レジスタッフは対応に追われたそうだ。

ちなみに同店によると、子ども服や子どものための必需品の支払いを申し出る人が多いとのこと。このような行為は本来、取り置き商品を本人に内緒で、こっそり友人・知人が支払いを済ませてプレゼントするケースが多いという。まったく見ず知らずの人のために、支払いを済ませることは非常に珍しいそうだ。

もしかしたら、クリスマスまでこの現象はアメリカ中で続くのかもしれない。

参照元:mlive.com(英語)