ただぼんやりと目の前の壁を見つめるしかなかったあの時間。人によっては一日の中で誰にも邪魔されることのない数少ない貴重な時間だったかもしれない。しかし、ついにその時間が変わろうとしている。イギリスの会社がおしっこで操作できるゲーム機を開発したのだ。

イギリスの会社Captive Mediaが開発したこのゲーム機、便器の上の壁に埋め込んだスクリーンを見て操作するようになっている。コントローラーは「おしっこ」だ。スクリーンに表示される3つの指示「開始」「左」「右」に従って、狙いを定めておしっこをして、プレーする。手での操作は必要ない。

現在開発されているのはスキーゲームと回答を選択する形式のクイズゲーム。ゲーム終了後は、携帯電話を使ってスコアをツイッターなどに投稿できる機能も備わっているとのことだ。また、おしっこの狙いを定めさせることでトイレ回りがきれいになるという利点もある。

それだけではない。開発会社はこのスクリーンを利用した広告ビジネスも狙っているようだ。ある調査によると男性の一回のおしっこタイムは平均で55秒であり、平均的な寿命であれば、死ぬまでには人は9カ月間おしっこすることになるそうだ。

どんなに忙しかろうが誰もが絶対に必要な時間であり、一定時間はスクリーンの前から離れたくても離れることのできないおしっこタイムは、広告を見せるには確かに理想的な時間かもしれない。それにしても、こんな所にまでビジネスチャンスがあったとは。

このゲーム機について、女性の皆さんは「なんだ、男しか使えないじゃない」と思われたかもしれない。確かに「身体構造上の理由から女性は使用できない」とのことだが、女性用トイレの共有エリアには長い待ち時間を利用してできるゲーム機を設置することを計画中だそうだ。

トイレの風景ががらっと変わる日も近いかもしれない。ちなみに、どのように動作するのかはYouTubeにアップされている「Captive Media Demo Oct 2011」という動画から確認できる。興味のある人はチェックしてみると良いだろう。

参照元:BBCGuardian(英文)、Youtube captivevideos