その昔、テレビで放映されていたアメリカの特撮ドラマ『ナイトライダー』に憧れていた人は多いのではないだろうか。この作品は主人公の犯罪捜査員、マイケル・ナイトと相棒の車「ナイト2000」がさまざまな事件を解決するというカーアクションドラマである。

ナイト2000はコンピュータを搭載しており、人工知能で人間と対話ができた。マイケルの指示に従い、自動運転で走行したり、監視モードで周囲の状況を把握したりと、まさしく夢の車としてドラマで活躍したのだ。

そのナイト2000を彷彿させるような、画期的な試みをしている開発者が注目を集めている。彼はiPhone4Sの音声アシスタント機能「Siri」を使って、車のエンジンをかけることに成功した。それだけでなく、オートロックやトランクを開けるようにSiriに命じて、実行しているのである。

この試みは、最近Youtubeに公開されていたものだ。動画を公開した「fiquett」というユーザーは、自身の所持しているセダン型の乗用車「アキュラTL」を使い、Siriを使って車の単純な操作に挑んだのだ。

彼の車両には、事前にカーセキュリティメーカーが提供している「SmartStart」というシステムを搭載していた。これは、スマートフォンアプリ「Viper Smart Start」を介して、エンジンの始動などを可能にするものだ(販売はアメリカのみ)。これをさらに改良して、Siriで各種の操作を扱えるようにしたのである。開発にはかなりの時間を要したようだ。

苦労の末に「エンジンの始動・停止」、「ロック・アンロック」、「トランクを開ける」、「防犯ブザー」の機能をSiriで行えるようになった。実際に扱っている様子を動画で公開しているのだが、Siriはまるでナイト2000のように指示に聞き、従順に命令を遂行しているのである。

ちなみにこの機能は容易にできるものではない。間違っても、ご自分の車でチャレンジしないように注意して頂きたい。将来的に、これに類似する機能がスマートフォンに搭載されるのを待った方が良いだろう。

参照元:Youtube fiquett TNW

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