いつからか私たちの生活に欠かせない存在となった携帯電話。日本では当たり前のように携帯を持つようになって久しいが、今まさに現在進行形で、携帯電話の普及が急速に進んでいる場所がある。アフリカだ。最新の調査結果で、アフリカは今やアジアに次いで世界で2番目に大きい携帯電話市場となったことが分かった。

携帯電話業界団体のGSM協会が出した最新のレポートによると、2000年にはわずか2パーセントだったアフリカでの携帯電話普及率が、2011年には63パーセントに達しているとのこと。過去5年間の携帯電話の契約者数は毎年、約20パーセントの成長率を遂げている。そして、2012年末には契約者数は7億3500万になると予測されている。

現在の契約数の96パーセント、つまりほとんどはプリペイドの加入で、通話サービスがメイン。しかし、ケニアでは携帯電話を使った送金サービスを使用するユーザーが850万人もいるとのことで、携帯電話の使用方法も通話に限らず、拡大中だ。

一方、アフリカの中でも国ごとの携帯電話普及率の差は激しい。エチオピアの普及率が10パーセントであるのに対して、リビア、チュニジア、南アフリカ、エジプトを含む8カ国は80パーセントを超える。

また、アフリカの主要国25カ国の国民のうち36パーセントが携帯電話を保有していないとのこと。その分、まだまだこれからの成長が期待できると、投資家たちの注目を集めている。

突出したスピードで成長中のアフリカの携帯電話市場。携帯電話の浸透と通話機能以外のサービスの拡大がアフリカの経済成長だけでなく、人々のライフスタイルに大きな影響を与えることは確実だ。今後の動きに引き続き注目したい。

(文=佐藤ゆき

参照元:GSMABBC (英文)

photo:flickr ICT4D.at