11月3日未明、中国の国産宇宙ステーションの「天宮(てんきゅう)1号」と宇宙船「神舟(しんしゅう)8号」の第1回ドッキング実験が成功した。国内では祝賀ムードにつつまれているが、これを記念して「宇宙郵便局」が誕生していたことがわかった。しかもただの記念事業ではない。本当に営業するようなのだ。

天宮1号と神舟8号のドッキング実験の成功により、一定の配達日数はかかることは予想されるものの、地上と宇宙間での手紙のやり取りが可能となった。現地時間3日、中国宇宙郵便局は中国郵政社グループ本部の直属局として誕生し、記念式典が盛大に行われた。

「宇宙郵便局」などという突拍子もない発想に、中国ネットユーザーも「何を言っているのかわからない」という反応を示しているが、これはただの名前だけの記念局ではない。同局の主な業務は国内及び国際郵便の集荷と発送だ。しばらくはバーチャル支局として開局し、実際の業務は北京航天郵便局で行われる。

早速、正式に郵便番号「901001」も割り当てられている。現在は集荷と発送のみだが、将来的には宇宙産業の発展にともない、郵便事業も拡大していくそうだ。日本からも手紙が出せるようになるかもしれない。

宇宙郵便局は実務以外にも「中国の宇宙産業への積極性とチャレンジ精神を後世に伝える」という狙いもあるそうだ。今回の実験で中国は「有人宇宙飛行」、「宇宙ステーション」、「ドッキング」の三大基礎技術を有していることを世界に証明した。確かにその技術の進歩には目を見張るものがある。

なお、天宮1号の実験計画によると、今回の実験は11月17日に神舟8号の帰還をもって終了予定、2012年に無人宇宙船による再実験の後、有人での実験を予定しているそうだ。

参照元: 環球網、Youku 重慶衛星テレビ(中国語)

▼ドッキング実験成功の瞬間